補充的な学習

 学校教育では、すべての子どもが基礎・基本を確実に身に付けることができるようにすることが重要です。
 補充的な学習とは、子どもの理解や習熟の状況等に応じ、学習指導要領に示す基礎的・基本的な内容の確実な定着を図るために行う学習指導であるといえます。このため、個別指導やグループ別指導、ティーム・ティーチングなど様々な指導方法や指導体制の工夫改善を進め、当該学年で学習する内容の確実な定着を図ることが重要です。特に理解や進度の遅れがちな子どもに対しては、十分配慮する必要があります。
 また、当該学年の学習内容の理解を容易にする観点から、学習指導要領に示す内容以外の内容を学校において、必要に応じ加えて指導することも考えられます。

補充的な学習の指導のポイント
学習進度を児童生徒の理解の程度に合わせる。
前年度までの学習内容の理解が十分でない児童生徒にきめ細かく対応する。
つまずいているところ、まちがって理解しているところを把握する。
学習に対する興味・関心が高まり、学習することが好きになるように、教材提示などを工夫する。
どの児童生徒も学習に取り組み、自分なりの考えをもちやすくするように、操作活動や体験的な活動を取り入れるなど、指導方法を工夫する。
宿題を児童生徒の実態に合わせて継続して課し、家庭で学習する習慣をつくり、達成感を味わわせることを通して、学ぶ意欲を高める。

戻る Topへ Menuへ 次へ