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私は、小学校1年、2年は山口県に疎開でおりましたけれども、3年生から父親の仕事の関係で上京して東京の学校で学びました。小学校5年の時に、私立の成蹊学園小学校の5年生に編入をいたしまして、そこで出会った先生のことを今でも大変よく覚えております。
先生は私たちに日本語を大切にするようにということを強く勧められ、毎朝10分ないし15分漢字の書き取りをずっと続けておられました。私たちは先生の熱心さに「かなわないな。」と言いながらも、一生懸命に漢字の練習をしたのを今でも覚えております。
それ以来、私は、日本語の漢字の持つ意味、あるいはまた日本語の大切さ、そうしたことを自分なりに大切にしてきたつもりでおりますし、また、本を読むことにも、そのことによってずいぶん影響を受けたなという印象を持っております。 |
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