本校は平成9年に校区改定によって開校した。全校生徒382人、学級数14(通常の学級12、特殊学級2・・知的障害学級1、情緒障害学級1)からなる中規模校である。旧萩城三の丸にあって、国指定重要伝統的建造物群保存地区のほぼ中央に位置し、緑したたる指月山を指呼の間に望み、県立萩高等学校、山口県萩青年の家、旧藩学明倫館が隣接し、閑静にして教育的に最も恵まれた環境にある。
さて、本校では、平成14年度から学力向上フロンティア事業の研究指定校として、「豊かな心をもち、主体的に行動できる生徒の育成」を研究主題に設定し、生徒一人ひとりの個性の的確な把握に努め、個に応じた指導方法や校内体制の工夫改善に取り組んでいる。また、特別支援教育においても、開校当初から特殊学級が設置されており、地域のセンター的な役割を担ってきた。本年度「特別支援教育推進体制モデル事業」の推進校として、特殊教育から特別支援教育への転換をめざし、軽度発達障害のある生徒への教育的支援を含めた校内支援体制の整備に取り組んだ。
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