学力向上フロンティアスクールの取組み             〔指導課〕
算数科における少人数指導
 
発展的な学習や補充的な学習など個に応じた指導のための教材の開発                        
 −防府市立華城小学校−

 1 学校の紹介2 本校の少人数指導3 発展的な学習や補充的な学習の実践例
      4 成果と課題5 校長から見た指導のポイント
          6 本校の児童アンケート結果より(抜粋)
実  践  の  ポ  イ  ン  ト
 発展的な学習は、基礎的・基本的内容が身に付いた児童に対して行う。
 補充的な学習は、基礎的・基本的内容の確実な定着を図るために行う。
 発展的・補充的な学習は、様々な指導形態や指導場面で工夫して行い、場合によっては、全員で行う。
 いつでも、誰もが活用できる教材開発に努める。

1 学校の紹介
 本校は一級河川である佐波川が校区の北を流れ、南には防府平野が広がっている所に位置している。児童数825名・学級数26(平成15年度)の大規模校で、「かしこく やさしく たくましく」がめざす児童像である。平成14年度から、文部科学省の「学力向上フロンティア校」として、「確かな学力を培う授業の構築」を研究テーマに、算数科の少人数指導を中心に研究を進めている。また、平成15年度は山口県学校花壇コンクールで、山口県知事賞を受賞した。地域の教育基盤を生かし、開かれた学校をめざしている。
     
        (正面玄関前の花壇)

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2 本校の少人数指導    
 単元の学習内容や児童の実態に応じて、習熟度別・課題別など効果的な学習集団を編成する。
 コース選択やコース移動については、基本的に子ども自身が決定するが、必要に応じて教師がアドバイスをする。
 少人数のよさを生かすために、個別支援の時間を確保し、話し合い活動を重視する。
 学習カードによる児童の自己評価・授業評価を、次の指導や授業改善に役立てる。


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3 発展的な学習や補充的な学習の実践例
(1)発展的な学習

生かす発展 5年 面積  
    台形の面積の求め方を考えよう

全員に取り組ませたい発展 
4年 三角形の敷き詰め



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4 成果と課題
(1)成果として
 本校の児童・保護者・教職員は、少人数指導を好意的に受け止めている。
 発展的な学習や補充的な学習によって、児童の学習意欲や理解度が高まっている。
 本校の児童の算数嫌いは5%以下で、学習意欲も比較的高いといえる。
 学力検査の結果を見ると、数と計算領域や、数量関係の領域において学力が伸びてきた。
 教材及び指導方法の多様化が図れた。
(2)課題として
 数学的な思考力をどのように伸ばしていくか。
 打ち合わせ時間の確保が難しい中で、指導と評価の一体化をどのように図っていくか。
 授業のさらなる改善(授業評価の積極的な生かし方)

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5 校長から見た指導のポイント
 少人数指導システムによる指導の確立と定着をめざす。
 少人数新聞・学校評議員会・PTA関連行事等で、保護者や地域に本校の取組みを知らせる。
 指導方法の工夫・改善のため、児童・保護者・教師にアンケートを実施する。
 継続的な学力調査の実施により、指導の効果を客観的に収集し分析をする。


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6 本校の児童アンケート結果より(抜粋)

 


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