(運動場から見た波野小学校) TOPへ戻る
1 基礎学力の定着を図る指導法の追究 2 一人一人が主体的に取り組む指導法の追究 3 個が輝く場の設定の工夫 TOPへ戻る
(1)漢字・計算の反復練習の徹底 漢字練習:正しく覚え、正しく書くことに力を入れている。そのために、授業時間内に小テストや練習時間を設けた。 計算練習:百ます計算(十ます)を中心にしながら、計算ドリルやプリントを活用した。 (2) 話す、聞く、書く、読むことの指導の充実 特に力を注いでいる取組みは、以下の通りである。
○行事日記について 平成15年度より行事写真を掲示し、その活動を振り返る取組みを始めた。全児童が、活動の思い出や友だちのよさなどを書くようにしている。日記の内容も、当初の「楽しかった」「おもしろかった」から、広がりのある内容へと変わってきた。 TOPへ戻る
複式学級における学習指導については、これまでにも数多くの実践が見受けられる。本校も先進校や各研究大会等に学びながら、学習指導について次のようなよさがあると考えて指導に努めている。
(1)学習過程の設定 1単位時間の学習過程を「つかむ」「さぐる」「ねりあう」「たかめる」の4段階とした。
(2)「ずらし」「わたり」の工夫 1単位時間の学習過程を組み合わせて「ずらし」「わたり」を工夫した。 (3)同時間接指導(間・間指導)の時間帯の設定 同時間接指導の時間を設定して、一人一人の学習状況に応じた支援を行った。 (4)すいすいカードの提示 一人学びや共に学び合う力をはぐくむことをねらいとして「すいすいカード」を作成した。 一人一人の実態に応じて、学習内容、学習の進め方等を記述している。子どもたちが、自分のペース、自分なりのやり方で課題解解決に取り組むことができるような支援として活用している。 (5)学習リーダーを立てた指導の充実 主体的な学びやリーダー性をはぐくむことをねらいとして、学習リーダーを立てた学習指導を行っている。 【学習リーダーの役割】
(6)他者や学習素材とのかかわりを重視した指導の充実 子ども一人一人の表現がより豊かなものへ高まっていくためには、他者の存在が不可欠である。表現内容の豊かさや表現方法の豊かさにとどまらず、一人一人の内面を磨き高めることを中心に据えて取り組んだ。一人より二人、二人より三人といった具合に、一緒に学ぶ楽しさやできた喜び・わかる喜びを、友だちと分かち合う関係づくりに努めた。自信や学習意欲を、より向上させるために、また、二人だけでは、かかかわりにくい面があるので、教師を媒介として二人のかかわり合いを支援することにも努めた。さらに、地域やその道の専門家を指導者として招き、指導者のものの見方や考え方にふれる機会をつくることにも努めている。 (7)ノ−ト指導の充実 一人一人の考える力を高めるために、ノ−ト指導の充実に努めている。書くことによって、自分の考えを深めたり、まとめたり、広げたりするとともに、内面を豊かにする(自分をつくる)ことにつながると考える。そこで、各学年に応じたノ−ト指導に努めながら、思考の軌跡が残るノ−トづくりをめざしている。 (8)発表ボードの活用 自分の考えをしっかりもって、相手にわかりやすく伝えるための手段として、発表用のホワイトボ−ドを活用している。その際、自分の考えを図や数字あるいは文字などを使って、自分なりに工夫させてまとめたうえで発表させる。自分の言葉で相手にわかりやすく伝えようとする気持ちや相手にわかってもらおうとする気持ちをもって話すことにより、その結果として、自分の考えが相手に正しく伝わったと実感できた時、次の学習活動への意欲づけにもなると考える。 (9)学習日記の活用 終末段階において、自分の学習や友だちとのかかわりについて振り返らせるとともに、次時への学習の意欲づけを図ることにした。しかし、なかなか長続きしない。子どもが書かされているようで進んで書こうとしない。マンネリになる。次時へ生かしにくいなどの難しさがある。一方で教師は、直接子どもとかかわれなかった時(間接指導の時間)の、子どもたちの学習の様子も知りたい。また、本時の感想を今後の授業改善に努めたい思いもある。現在、以下の内容の中からいくつかを取り上げて書かせることにしている。 内容
(10)一人一人を見つめる学習指導案の作成 個に応じた指導の充実を図るための一方法として、一人一人の実態を踏まえながら、○○さん指導案、□□君指導案づくりをめざした試みを行っている。指導案の様式は、これまでの指導案をベースにしながら、「さぐる」「たかめる」段階における学習活動及び教師の働きかけに重点をおいて作成している。 TOPへ戻る
(1)相手のよさを認め、共に高め合う場の充実 共に高め合う場の充実のために、朝の会、帰りの会、全校集会、俳句教室をはじめとして、様々な場で児童のよさを、互いに見つけあうことに努めている。また、昨年度から研修を積んできた「構成的グループエンカウンター」を全校体制で取り組んでいる。 (2)合同学習、交流学習、縦割り班活動の充実 @ 合同学習 合同学習は、学級の枠をこえて2学級以上の児童が一緒に学習する学習方法をいう。これまで本校でも行ってきたが、さらにより良い合同学習をめざして、再度、合同学習の在り方を見直すことにした。 指導内容を精選するための基本的な視点
A 交流学習 交流学習は、近隣の2校以上の同学年児童や各校の全校児童を1カ所に集めて、各校の教師の協力によって学習指導を行う方法のことで、一般には集合学習といっている。しかし、本校では、子ども同士のかかわりあいを、より一層深めたいという思いを強くもっているので、あえて交流学習といっている。実施にあたっては、他校の子どもたちと一緒に行う学習活動を「全習」とし、交流の前や後に各学校で行う学習活動を「分習」として位置付けている。よりよい交流学習にしていくために、他校の先生方との連絡を密にして事前に授業内容の検討を行っている。 B 縦割り班(せせらぎ班)活動 全校で活動する際には、可能な限り縦割り班(せせらぎ班)での活動を主体にしている。全校を2班で構成した縦割り班の活動を通して、子ども同士の交流をより一層深め、他者を思いやる心、感謝の心を育むと共に、連帯感、責任感、成就感を深め、自発性を培いたいと考えている。少人数ではあるが、縦のつながりと横のつながりのバランスをとりながら、教育活動に取り入れている。 (3)地域と連携・協力した教育活動の充実 地域と連携・協力した教育活動は、どの学校も重視されていることと考える。本校も同様に、地域をあげた運動会、米づくり、和紙づくり、ふれあいキャンプ、ふれあい交流会やスキー学習などの教育活動を、地域と連携して取り組んでいる。 TOPへ戻る
TOPへ戻る
TOPへ戻る 実践編へ戻る |