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@ 耳から英会話に親しませる
講師の発音をまねる、実際に友達と会話する、何度も口に出す、といった活動を通して、耳から英語を取り入れ、使える英会話、通じる英会話が身に付けられるようにする。 話型練習 Where did you go? (4年以上) |
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講師の発音を聞いてまねさせる。初めはゆっくり、後はテンポよく、指を折りながら5回程度繰り返しながら反復練習を行う。 一度学んだら、後の授業でも折にふれて話題を出し、定着を図っている。その結果、授業の始めに講師が”Where did you go?”と問いかけると、すぐに答えが返ってくるようになってきている。 ただ、高学年になってくると一文が長くなってくるため、短く区切りながら練習するがなかなか覚えきれなくて大変だ、と感じる児童もいる。しかし、同じ活動を繰り返すことによって、徐々にスムーズに口に出せるようになってきている。 |
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A 身近なことばから英会話に親しむ |
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新しく英会話を学習するにあたって最初に学ぶのはあいさつであり、「おはよう」、「こんにちは」、とともに学ぶのは、”How are you?”である。これにはだいたい、”I’m fine, thank you. And you?” と答えるのが通常であるが、いつも元気であるとは限らない。そうしたときに、上のような自分の気持ちや状態を表す言葉というものは児童にとって身近なものであり、必要な語彙であると考えられる。
それとともに、自分の状態を”I’m 〜.” で表わすことや、質問の仕方は”Are you 〜?”となること、またその答え方についても学ぶことができる。 “Are you〜?”の質問は最も多く聞かれる質問であるが、児童は進んでよく答えている。 イ どこに行った? Where did you go? (4年以上) |
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連休となる週末にどこかに出かける児童が多いため、”Where did you go?”は児童にとって身近な表現である。場所によっては、日本語でしか表現できないものもあるので、”I
went to 〜.”と答えられれば、場所は日本語でも構わないとしている。図書館、博物館、映画館などは固有名詞ではないので、出てきた場合には英語の表現も教えるようにしている。 何度も使う表現については、答え方も身に付いてきていると感じられる。 |
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B 楽しい体験活動で英会話に親しむ |
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これは、カードを用いた活動の例である。児童一人ひとりに配られた動詞の絵カードを用いて会話練習をする。@〜Bまでが1セットで、それが済むと互いにカードを交換し、別の相手を探す。通常は相手を変えながら5回ほど行っている。児童は次々にカードが入れ替わっていくので飽きずに練習でき、また必要な話型を繰り返し練習できる。 同じようなパターンで、他にも職業、食べ物の絵カードを用いての活動もある。 イ 買い物 : How much is it? 8 thousand five hundred yen.(5,6年生) |
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これは、すごろくを用いたゲームの例である。すごろく型のゲームは、主に4〜5人組のグループで活動する。さいころを振る順番を決め、さいころを振る人と次の順番の人とで会話練習をする。すごろく自体のおもしろさと、何度も順番が回ってくることで、口に出す回数が増える。また、友達が対話をしている間は友達の会話を聞いて覚えたり、教え合ったりすることもできる。これがグループ学習のよい点である。 一つのゲームは一回で終わらず、次回あるいは学年が上がっても行う。その際は初回よりも表現内容を広げていく。回数を重ねるごとに、英語を口にする回数も増えてきている。 |
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C 授業をパターン化して英会話に親しませる |
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活動@では、今までに習った話型を使って会話する。既習内容なので児童も進んで話そうとしている。 |
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3 成果と課題 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(1)アンケートの結果から | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(質問番号1〜3については平成14年度はアンケートの項目になし) グラフからも分かるように、本校の児童は英会話の学習を楽しい、おもしろいと思い、英語を話すことにも慣れてきたと感じており、その割合は平成16年度には7割から8割を越えている。 それ以外の項目も年々「はい」と答える児童の割合が高くなってきているので、3年間の英会話学習は児童にとってかなりの効果があったといえる。 一方で、「外国の人と恐れずふれあうことができる」の項目は向上が見られるものの3割台にとどまり、他の項目に比べて割合が低い。これは、児童の「英会話で学習したことを話してみたい」という願いとは裏腹に、この地域では外国の方に出会う機会が少ないためではないかと思われる。 |
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(2)講師のとらえた成果 |
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小学校のうちから英語に親しむのは効果がある。 ・抵抗が少なく、意欲的に話そうとしている。 ・失敗を恐れず、何度も話そうとしている。 ・教科書がないので、会話自体を楽しむことができる。 ・テストもないので、のびのびと活動できている。 |
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これらのことは、講師が実践のポイント@〜Cを常に意識して授業を行ってきたことの成果であると考えられる。会話の中で多少日本語が多くなっても、会話が楽しい、と感じられる雰囲気を大切にされてきたおかげで、アンケートの結果に見られるように、児童の意識は年々高くなってきている。 |
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(3)今後の課題 教材・教具の整備・開発 教員の研修 |
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