○オリジナル商品開発
(ア)基本方針
オリジナル商品の開発にあたっては、次の3点を基本方針として商品開発を行った。
(a)地元防府をアピールする商品であること。
(b)商品開発にあたっては、本校生徒が発案したアイデアを中心に、本校教職員、生徒会、PTAなどの本校関係者の他に、地元商店街、商工会議所、市観光課、商工課、観光協会などの関係団体も交えて「地域連携活動推進委員会」を組織し、(a)の観点を踏まえ、さらに、新しい街づくりに貢献できるような商品開発にあたる。
(c)製品製造は地元業者に依頼し、地産地消の方針で商品開発にあたる。 |
(イ) 平成15年度開発商品 |
この商品の発案の趣旨は、防府ののんびりした、よい意味でのおおらかな田舎のイメージをアピールすることにある。さらに"田舎といえばやっぱり芋かな"という発案した生徒の考えから、山口県を代表するお菓子である外郎にサツマイモを混ぜ込むことを考え、ネーミングもずばり「芋ういろう田舎もん」とした。
パッケージデザインは、全体的に黄色を基調とし、防府市内向島の天然記念物である豆狸にサツマイモを持たせたものにした。黄色を基調としたのは、サツマイモと田舎のイメージに合うからである。このパッケージデザインは美術部や美術の担当教員、印刷業者の方々がいろいろな視点から知恵を出し合い完成したものである。
「芋ういろう田舎もん」は現在、一般の流通経路に乗り、防府を中心に市内の小売店やサービスエリアなどで販売されている。 |
(芋ういろう田舎もん) |
この商品は、三大天満宮の1つであり、学問の神様「菅原道真公」ゆかりの、防府天満宮にちなんで発案されたものである。パッケージデザインは、かまぼこの原料である活きのいい「タラ」と、天神様ゆかりの梅の花で構成されている。
このパッケージラベルは発案から印刷まで、すべて防府商業高校が行っている。防府のシンボル的存在である、天満宮の観光資源としての再認識を目的として発案された。 |
(元祖合格かまぼこ) |