学力向上フロンティアスクールの取組み               (指導課)

やる気みなぎる川上っ子の育成
              〜学ぶ楽しさ、わかる喜びがあふれる授業づくり〜                
 −宇部市立川上小学校−

     1 学校紹介2 具体的な活動内容3 成果と課題

1 学校紹介
 上宇部小学校と西岐波小学校の大幅な児童数の増加に対処して、農村地域の西岐波と新興住宅団地を含む上宇部の一部が合併され、平成元年4月、川上荒野に開校した。
 緑と豊かな自然に恵まれたこの地からは、遠く南に瀬戸内海、西に宇部市の市街地が望まれ、平成2年に開校した川上中学校とは運動場を境にして隣接する。また、両校の運動場の中心近くにはすおうと長門の国境がはしり、近くには中世期の石なべ製造遺跡もみられ、先人の暮らしがしのばれて歴史的にも興味深い。
 保護者は、教育に深い関心を抱き、学校に寄せる期待も大きく協力をおしまない。
宅地造成はなお続き、新興住宅地に住む児童が8割を占める。  
児童数、学級数(2004,5,1現在)
学年 特殊 合計
53 55 55 47 49 49 312
53 49 37 49 45 45 279
合計 106 104 92 96 94 94 591
学級数 21

【 学校写真 】

【 川上小校章 】


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2 具体的な活動内容
(1)研究主題
やる気みなぎる川上っ子の育成
〜学ぶ楽しさ、わかる喜びがあふれる授業づくり〜
(2)主題設定の理由
 21世紀に入り、わが国の社会は国際化、情報化へと大きく変化しつつある。便利な世の中になっていくのに反して、人間らしく成長し続け、よりよい社会を築いていくことを阻害するものが急増していることも確かである。そんな社会の中にあって、時代の流れに押し流されたり押しつぶされたりしないようにするには、世の中を見据え、自ら考え、自らの行動に責任をもって、自らの力で社会を生きていく力を身につけていく必要がある。そのためには「生きる力」を持ち合わせていることが重要になってくる。
 本校では、平成元年の開校以来「自ら問いつづけ、主体的に表現する子どもの育成」をめざして研究を重ねてきた。その研究を通して、子どもが学びの意欲をもち、主体的に自分を表現していくためには「確かな学力」を身につけることが必要であるということが分かった。「確かな学力」を育てるためには、その基盤となる学びの意欲を育てなければならない。
 本校の児童は、素直でいろいろなものに興味関心を示し、意欲的に取り組もうとする。また、与えられた課題には、進んで取り組み自分なりにまとめたり表現したりすることができるようになってきている。今後は、自ら課題を見つけ解決の方法を考えて行動したり、さらに追究しようと問いをもち続けたり、友達とのコミュニケーションの中で自分自身の学びを深めたりする能力を身につけていくことが必要である。そのためには、学び続ける意欲を一生涯に渡って持ち続けなければならないと考える。そのような意欲を育てるためには、学校の中で日々行なわれている授業が変わることが一番の近道ではないかと考えた。その授業の中で児童が、「感じた。」「分かった。」「できた。」「楽しい。」「またやりたい。」「思いや願いが伝えられた。」「認められた。」などの体験を豊富に積み重ねることで意欲が育っていくであろう。このように社会の情勢や児童の実態などをふまえ研究主題を設定した。
(3)研究仮説
 本校では、仮説として、『学ぶ楽しさがあふれる授業』『わかる喜びがあふれる授業』を作り出せば『やる気みなぎる川上っ子』を育てることができるのではないだろうかと考えた。『やる気みなぎる川上っ子』とは、自分の感じ方や捕らえ方を基にして自ら問いを持ち、見つけた問いの解決のために自分なりの考えや方法で粘り強く追究する子ども。困難なことでも自分がこれまで身に付けた基礎基本の力を生かしてチャレンジしていこうとする子どものことである。
 また、『学ぶ楽しさがあふれる授業』『わかる喜びがあふれる授業』とは、以下のように考えている。
学ぶ楽しさがあふれる授業
自分の力で学べる授業
友達とかかわりあって学び合える授業
未知のことを学べる授業
既知のことを掘り下げて学べる授業
選択の場がある授業
新しい課題が見つかる可能性がある授業
わかる喜びがあふれる授業
「よかった。」「分かった。」などの成就感を味わえる授業
「やったー。」「おもしろかった。」などの満足感が味わえる授業
「自分っていいな。」「自分も結構がんばれるね。」などの自己肯定感が味わえる授業
自分を振り返り、修正をしたり次への見通しを持ったりする自己評価ができる授業
解決への見通しが持てる授業

(4)研究の視点
 『学ぶ楽しさがあふれる授業』や『わかる喜びがあふれる授業』を作り出すために、学力向上フロンティア事業の4つの視点をから取り組みたいと考えた。
@ 発展的な学習や補充的な学習など個に応じた指導のための教材の開発
A 個に応じた指導のための指導方法・指導体制の工夫改善
B 児童の学力の評価を生かした指導の改善
C 児童による授業評価を生かした授業改善
 これらの視点から迫って行くことによって授業が変わり、児童に「確かな学力」を定着させることができると考える。また、そのことが児童の学ぶ意欲をさらに掻き立てることになり『やる気みなぎる川上っ子』を育成することにつながるのではないだろうかと考えるのである。

(5)構想図

(6)研究組織

(7)少人数指導について
A 6年 算数 4時間×3クラス 12時間
国語 3時間×3クラス 9時間
B 5年 算数 4時間×3クラス 12時間
国語 3時間×3クラス 9時間
C 4年
  2年
算数 4時間×3クラス 12時間
算数 3時間×3クラス 9時間
D 3年
  1年
算数 4時間×3クラス 12時間
国・算・生活 3時間×3クラス 9時間
主に3年生以上の算数で少人数指導を行う。
5年生・6年生にはそれぞれ1人、学年に入ってもらう。算数以外の3時間の教科や入り方は、子どもの実態を踏まえ同学年で決める。
(8)具体的な実践
@発展的な学習や補充的な学習などの個に応じた指導のための教材の開発
のびのびプリント
 計算力を伸ばすステップアッププリントの作成
 「数と計算」の領域では、1年生から6年生までの通し番号で179番までのプリント   を作成。自分がまだ十分習得していないと思う計算はもう一度前の学年や今まで習った学年のプリントに戻って取組むことができるようにした。
 さらに進度の速い児童のために、今年度は、計算・図形・文章題などの発展プリントも作成した。じっくり取組む児童もどんどん進んで取組む児童も、個に応じたペースで取組めるようにした。

子どもの問いを引き出す課題
 コース別の課題を工夫した。これは4年生の「小数」の学習でじっくりコースの児童には具体物を操作して解決できる課題。チャレンジコースの児童には、念頭操作で解決できる課題というように、それぞれのコースで解決の見通しをもって取組める課題になるよう工夫を加えた。
(お茶) (距離)
課題
お姉さんの水筒には2.3リットル、妹の水筒には1.1リットルのお茶が入ります。
合わせて何リットルでしょう。違いは何リットルでしょう。
課題
北迫新町コースは2.6キロメートル、ハーモニーコースは2.3キロメートル。2つの道のりの和と差を筆算で求めよう。

算数的活動を取り入れる
・ブラックボックスを使った図形指導
 これは2年生の「三角形と四角形」の学習でブラックボックスの中にいろいろな形を入れておき、ボックスの中の図形を手で触れてみて、特徴を説明することを通して、前時で学習した三角形や四角形の性質について理解の補充を図ることができる。

・シルエットパズルを使った図形指導
 三角形や四角形をパズルのように形に当てはめて行くことを通して理解した図形の形質を利用することができる。三角形や四角形のいろいろな組み合わせを考えることができるので学習を発展させることができる。

A個に応じた指導のための指導方法・指導体制の工夫
少人数指導の取組み
 昨年度は、全学年の算数の時間に2人の少人数担当がかかわるようにした。そのため、主になる学年以外で少人数指導を行なう場合は重点単元をきめて取組んだ。今年度は、4人の少人数担当で全学年の算数の少人数指導を行なっている。1.2年生は週3時間、3年生以上は週4時間算数指導を行なう。5・6年生は週に3時間国語の指導も行なう。
 少人数指導計画はそれぞれの学年で作成している。
 少人数指導の個に応じた学習形態については、均等ニ分割・習熟度別・課題別・TT指導の4つの形態を学習内容によって組み合わせて実施している。
 単元を通して同一形態の場合や単元の中で形態を組み合わせることもある。
単元の中で形態を変える場合の例として、
 導入で一斉(TT)、レディネステストをし、その後、単元を通して習熟度で行なう場合。
 また、レディネステストのあと一斉で学習しその後、習熟度で行なう場合もある。どちらも、既習の学習に児童の個人差がある場合、それに対応するために取り入れている形態。
 4年生「わり算」2・3年生「たし算とひき算」など
 また、一斉(TT)で導入し、その後、均等ニ分割で学習し、評価テストにより習熟度別や課題別に分かれる場合もある。
 この場合は、新しい学習をし、習熟に差が出たり児童の課題がわかれたりした場合、自分のペースや興味関心に合った学習ができるようにするために取り入れている。
 4年生「大きな数」6年生「比例」など
 グループの分け方としては、
 ア 学級を2つのグループにして学習する場合
 イ 3学級を4つのグループにして学習する場合
 ウ 3学級を4つ以上のグループにして学習する場合
がある。日々の授業はアのグループ分けが多いが、単元末の練習問題や学期末の復習などの時はイやウのグループ分けを使って学習の意欲や習熟を図ることもある。

B児童の学力の評価を生かした授業改善
標準学力検査の実施
 昨年度3年生以上の児童が算数の標準学力検査を実施している。今年度も行う予定である。各単元の学習の時、既習の学習の理解度や定着度をグループわけや児童のつまずきを支援する指導方法の参考にしたりしている。今年度と昨年度で比較して成果を数値化して表したいと考えている。
単元はじめのレディネステストや単元途中の評価テスト
 これらのテストを通して児童のつまずきを見つけ、それを参考にして次の授業の内容や指導形態を決めている。
単元を通した見取りカードの作成
 複数の教師が指導するので毎時間のねらいと評価基準や評価方法を明確にして共通理解のもと指導にあたっている。そのため、1時間の授業の内容の評価の観点を決め、評価基準を明確にした。また、評価の観点に対する児童の到達度を評価基準をもとに見取っていく工夫もしている。
 ノートの内容や発言などで見取る場合やカードを作成して取組んでいる学年もある。
関心・意欲態度や数学的な思考などは総括的に考え、単元最後の評価に生かすように考えている。また、知識理解・表現処理を評価したものは、十分でない児童のてだてを考え次の授業に生かして進めていくようにしている。

C児童による授業評価を生かした授業改善
算数アンケート
 算数学習への授業の意識と少人数指導・TT指導の児童の意識を知るためにアンケートを行なっている。
少人数の学習が好きな理由として
○発表する回数が多い。
○質問しやすい。
○意見が言いやすい。
○落ち着いて学習できる。
などが上げられていた。
 昨年度から少人数指導は児童には、好意的に受け入れられていることが分かる。

算数アンケート結果〔5月実施〕
○算数は好きですか?
○少人数の学習は好きですか?
○算数の授業は楽しいですか?
算数はどの学年も75%が好きと答えている。
少人数の学習はどの学年も90%が好きと答えている。
算数の授業は約90%が楽しいと答えている。

算数アンケート結果〔1月実施〕
○算数の授業はわかりますか?
○算数の授業をがんばっていますか?
○どちらのタイプの授業が好きですか?
どの学年も85%以上の児童が授業はわかると答えている。
どの学年も90%以上の児童が授業をがんばっていると答えている。
どの学年も50%以上の児童が少人数授業が好きと答えている。3年生は90%以上が好きと答えているが、これは3年生だけが全時間少人数の教室が確保されているのが一つの原因だと考えられる。オープンで学習している他の学年も教室が確保されれば少人数授業もより効果的だと考えられる。
TTの授業も児童に好かれている。

○あなたのコース選びはあっていましたか?
○振り返りカードは役にたちましたか?
○どちらのタイプの授業が好きですか?
コース選びは85%以上の児童があっていたと答えており、高学年になるほどその割合が高くなっている。4年生以上では、合っていなかったと答えた児童は一人もいなかった。児童の自己評価力が高まっていると考えられる。
振り返りカードは60%位の児童が役に立ったと答えている。2年生だけは90%以上が役にたったと答えており、2年生の「九九」の単元の振り返りカードは到達度がわかるようになっていて児童にとって魅力的なものだったようだ。
どの学年も75%以上の児童が習熟度別、課題別の授業が好きと答えている。

振り返りカードの作成
 授業後の学びの振り返りをするために振り返りカードを持たせている。
振り返りカードは、それぞれ学年に応じて作成している。児童一人一人の思いや願いを知る手立てとして取り入れそれを授業に役立たせるようにしている。また、授業だけでなく自分を振り返ることを通して児童自身の自己評価力をつけることもねらっている。
1年生  顔の表情と吹き出しで
3年生     〃
5年生  トレビアの波

Dその他の取組み
基礎基本の定着として
 のびのびタイムという読み書き計算学習の時間がある。
  火曜日 漢字
  水曜日 読書  
  木曜日 算数(計算・図形・文章問題)
 朝学の時間15分を使って行なっている。
 つまずきのある児童は、担任や少人数の担当・音楽専科の教員が個別に指導する。

広報活動
学校だより「かわかみ」やホームページで、授業内容や授業の様子をお知らせしている。

昨年度保護者へ少人数指導についてのアンケートを実施した結果
保護者の声
きめ細かな指導がしてもらえるのでありがたい。
先生の目が行き届く。
個人的に見てもらえるのでうれしい。
こどもが学習が楽しくなったと言っている。
子ども自身に達成感や充実感が出てきた。
学習に対して積極的になった。
 少人数指導が導入されてよかったこととして、
 保護者は、楽しい授業づくり、常に向上心を持たせるような指導、生き生きとした雰囲気の中での学習、得意な児童をさらに伸ばす教育を希望されている。これらの保護者の意見を参考に、今年度は得意な児童が取組めるような発展問題や教材の工夫などのも取組んだ。また、習熟度別のグループに分けるときは、評価テストやレディネステストだけでなく保護者にアンケートを取ったり、本人の希望を聞いたり自分の学習ペースに合わせて途中でコースを変えることができたりするように本人が納得して学習できるグループ分けに配慮している。
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3 成果と課題
(1)発展的な学習や補充的な学習などの個に応じた指導のための教材開発
成果
個に応じた教材や手立てを開発することにより、算数に苦手意識を持つ児童も意欲的に取組むようになった。
進んで取組める児童にとっては、学ぶ意欲を継続させることができた。
児童の実態を踏まえた教材の工夫により本校の考える「確かな学力」の学ぼうとする力や学ぶ力が育ちつつある。
課題
児童の個に応じた教材を工夫したり開発したりすることは、確かに児童の学習意欲を高める上では効果的であるが、学力の定着には、日々の繰り返しが大切である。意欲を高める教材の工夫と定着のための反復練習の時間を今後どのようにうまく組み合わせた授業を作っていくかが課題である。
(2)個に応じた指導のための指導方法や指導体制の工夫改善
成果
児童の実態や単元の特性に適した指導形態を工夫することによって個に応じた指導をすることができた。たとえば、考える活動に重点をおくときは、均等ニ分割を中心にし、いろいろな考えがあることの面白さを学習する。また、数と計算領域では理解の差が見られ出したら習熟度別にすると効果的であった。
少人数指導の方法や指導体制のよさとしては、@授業中の見取りができやすいので支援がしやすい。A児童の人数が少なくなるので意見交換がしやすくなる。Bノート指導など教師が徹底させたいことが伝わりやすい。C一人ひとりに声かけが多くできる。D児童に合った学習ができるので、やる気の継続や理解の定着が図れる。など児童一人ひとりにかかわる機会が増え、個に応じた対応ができるというよさが、取組んでみて実感できた。
課題
学習形態を工夫しコースに分けてもそこでの授業は、一人が行うわけである。児童の理解には個人差があるため教師一人では指導に限界を感じたこともあった。きめ細かな指導のためには、一人の教師でも授業をプログラムしていく力が必要になってくる。そこで、教師の指導力をどう高めていくかが今後の課題である。
ただ機械的に習熟度別の学習が効率的であるからグループ分けするというのでなく、児童からいろんな意見が出るようにしたいときや、児童が安定した人間関係のなかでのびのびと学習できるようにしたいときなどといったように、学習のねらいを踏まえた上で、児童の学ぶ意欲を向上させるようなグループ分けを今後も考えて行くことが課題である。
(3)児童の学力評価を生かした指導の改善
成果
標準学力検査の結果を参考にし、グループ分けを考えたり補助教具を作成したりすることができた。
標準学力検査やレディネステストの結果から児童の得意・不得意の傾向を知り指導に生かすことができた。
習熟度別の学習のときは学力に応じた指導を重点的にすることができ成果があった。また、グループ分けを児童自身の希望や教師の支援にもとづいて繰り返し行なっていると自己評価力がつき学力を定着させるために役だった。
課題
見取りカードは、見取りの基準にはとても参考になったが、授業の途中で全部見取ることは難しかった。簡単で授業の観点に即した客観的な評価をするにはどのような方法があるかを考えていくことが課題である。
(4)児童による授業評価を生かして授業改善
成果
評価カードを工夫して与えることにより、きめ細かい自己評価をする児童が増え、指導の参考になった。
小単元ごとの振り返りカードにしたことにより授業時間の確保ができた。
児童の授業評価を簡単にするための工夫をしたことにより、児童は自己評価を簡単に適確にできるようになった。それによって児童のつまずきを支援したりそのための教具を取りいれた授業をしたりすることができた。
振り返りカードを書かせることで、児童が授業をどう感じているかを知ることができた。また、個別的声かけや個別支援などを考えることができ、次の授業に生かすことができた。
課題
振り返りカードは、内容にかかわる記述をさせるために、もう少し書き方の指導をすることが課題である。
なかなか振り返りカードを書く時間が取れないので、振り返りカードの内容や書き方、書くタイミングなどを今後も検討して行く必要がある。

 このほかにも成果としては、教材研究・授業づくり(指導計画・評価計画)をすることを通して教師の連帯感が高まったり、授業に対する意識の改革ができたりした。
 確かな学力を育てていくために少人数指導は効果的であるということは分かったが、これは指導方法のうちの一つでありすべての教科で行なうことはできない。そのため、一斉授業を行なう教科の中でも学力を育てる切り口を見つけて行かなければならない。また、教科の基礎基本はもちろんだが、自分の思いや願いがもて、安心して表現できる土壌づくりも必要である。さらに、教科で培われた学力が他の教科や領域、また生活の中で生きて使えるようにすることは、重要な課題であると考える。今後も以上の2年間の研修の成果を大切にして一人ひとりの児童に返して行きたい。そして、残った課題は解明して行くために、また新たな気持ちで、私達教師も意欲をもって研修に励んで行きたいと考える。

市販テスト観点別結果
知識理解
表現処理
数学的な考え方
知識理解、表現処理については、どの学年も5点以上期待得点を上回っている。
数学的な考え方については、3年以外は期待得点を上回っている。

標準学力検査の結果


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