平成15年度から文部科学省より指定を受け「放課後学習チューター配置等に係る調査研究事業」に2年間取り組んできた。 TOPへ戻る
(1)確かな学力の向上を図る放課後学習相談 少人数学級のため、全員の児童に配慮したきめ細かな指導がしやすく、授業においては個別指導が徹底している。しかし、少人数の学習では、活動に変化が乏しく学習がマンネリ化しがちである。放課後学習チューターによる学習相談は、指導者もかわり、児童にとって新鮮なものとなり、放課後の時間を有効に使うことができる。児童に確かな学力を付ける方途の一つとして、学習ドリルの反復練習に取り組んできた。児童は解答を見て自分で丸付けしたり、チューターのサインをもらったりすることで意欲的に取り組んだ。 (2)豊かな心を育む放課後学習相談 確かな学びを保障するためには、穏やかで落ち着いた人間関係づくりが必要である。児童同士は、同学年・異学年を問わず仲がよく、お互いに助け合っていこうとする気持ちをもっている。しかし、人間関係が固定しがちな面もあり、交友範囲も限られている。体育や生活などの体験活動を通して児童の心を育むことにとても有効である。 (3)小規模校における放課後学習チューターの活用 放課後以外の学習時間や特別活動や行事などに参加を呼びかけた。将来教員をめざすチューターにとってその活動は新鮮であり、違った一面から児童を見ることができた。また、TTとして学級担任の補助をすることは、学習中の児童の姿を観察することができ、放課後学習相談の参考となった。 (4)将来教員をめざす放課後学習チューターの資質・能力の育成 チューターは毎時間、訪問実施記録に反省等を記録し振り返りをしている。疑問に感じたことや問題点等を教職員と話し合うことにより、児童理解や子どもを観察する力が付いてきた。また、本校で行われた初任者研修会の授業公開や本校を会場校としたへき地・複式教育研修会への積極的な参加は、チューターの力量を高めている。 TOPへ戻る
平成15年度 1・2年生 平成16年度1〜6年 全児童 (2)開設期間 平成15年6月27日(金)〜平成17年3月22(金) (3)開設曜日・時間 月・木・金曜日 15:30〜16:20 (4)場 所 チャレンジタイム・・低学年(図書室) 中・高学年(多目的スペース) ふれあいタイム・・・運動場、体育館、各教室 TT学習・・・・・・各教室 (5)指導教科・主な内容 @ 指導教科 算数・国語を中心とした全教科 A 主な内容 ア 国語・算数(チャレンジタイム) 基礎基本を中心としたドリル学習 補充的な学習など個に応じた内容 イ 算数・国語・生活・図画工作・その他の教科(TT学習) 学習の指導補助 ウ 生活・体育・音楽(ふれあいタイム) どんぐりゴマ、数珠作りなど遊び道具の製作や遊び ドッジボール、サッカー、リレー、縄跳び、おにごっこ 楽器の演奏練習 エ 学校行事への参加 TOPへ戻る
ア しおり作り チューターの提案によるもので、牛乳パックから紙すきをし、しおりやはがきを作った。 イ スーパーボール作り 洗濯のりと塩から作り、子どもたちは実験の不思議さに感動した。
(2)放課後学習相談以外の取組み @ 放課後学習チューターと児童との対面式および交流会 平成16年5月27日(木) A 荒滝山登山参加 平成16年4月15日(木) B 吉部っ子まつりへの参加 平成15年11月23日(日) C 吉部地区の幼・小合同秋季大運動会への参加 平成15年9月28日(日) D 6年生を送る会への参加 平成15年3月5日(金) E チューターとのお別れ会 平成15年3月5日(金) F 卒業式への参加 平成15年3月19日(金) TOPへ戻る
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