楽しい学び舎づくりサポート事業
−岩国市立灘小学校− |
1 学校紹介/2 具体的な活動内容/3 成果と課題
実 践 の ポ イ ン ト |
指導に入る学級の担任と指導方針や指導方法等について共通理解を図る。
同学年会や校内就学指導委員会、職員会で情報交換し教職員の共通理解を図る。
保護者に連絡帳や電話で適宜連絡をとり、日頃の様子を知ってもらい家庭でできることを協力してもらうなど家庭との連携を図る。 |
私たちの学校は、岩国市の南西部の灘地区に位置し、東側に瀬戸内海を望む小高い丘にある。春には校門の近くの桜がきれいに咲いて、登校してくる子どもたちを迎えてくれる。全校児童520名の学校だが、みんな仲良しで上級生が下級生のお世話をよくする。強い子・考える子・やさしい子・正しい子を目指して毎日元気に学校生活を送っている。
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(1)事業の目的
学習や生活習慣などの形成期である低学年の学級運営の安定化を図り、児童一人一人が集団の中で学習習慣や生活習慣を身に付けることができるよう補助教員を配置することで、特別な配慮が必要な児童への支援にも留意しながらが個に応じたきめ細やかな指導の充実を目指している。
(2)具体的な指導
1年生2学級の算数、国語、体育、音楽、生活、図工の教科にTTとして週10時間指導に入っている。主に特別な配慮が必要な児童を中心に個別指導をしている。
また、2年生1学級の算数の時間に週2時間TTとして入り、主として特別な配慮が必要な児童を中心に個別指導をしている。担任と連携を図り、具体物や絵カードを使うなど、具体的にわかりやすく指導している。
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各教科の学習で、ここまでやればよいという具体的な見通しをもたせることにより、途中で投げ出さないで最後まで取り組めることが多くなった。一日の生活の流れに見通しをもたせるために、一日のスケジュールを記入したカードを使用し、必要に応じて確認をとることで、安心して落ち着いて生活できるようになった。指示はできるだけ具体的にし、肩をたたいたり目を合わせたりして注意を促すことにより、だんだん聞けるようになった。
集団の中での情緒も安定するようになり、友達のしていることを模倣したり、友達が読んでいる絵本をのぞきこんで話しかけたりするようになった。少しずつだが友達とのコミュニケーションを図ることができるようになった。友達とのコミュニケーションを十分に図ることができるようになることはこれからの課題である。
特別に配慮が必要な児童が個別に支援をしてもらうことで、本人も情緒的に安定することができ、学級担任も心のゆとりをもつことができる。そのことにより授業や学級運営が安定してきた。補助教員が支援に入ることで特別に配慮が必要な児童だけでなく他の児童も支援でき、低学年の子どもたちが集団の中で生活習慣や学習習慣を身に付けて行く上で効果を上げている。
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