(1)研究主題
○ 初年度としては、子どもの日常生活の中の身近な英語を扱うことに重点が置かおかれ、楽しさの中に英語に慣れ親しむことができるように工夫されたことはよかった。
△ 研究主題を「総合的な学習の時間」の中の国際理解に関する学習全体からとらえるようにするとよいのではないか。
(2)研究内容
○ 子どもたちにとって、英語に慣れ親しむことができたこと、積極的に自分を表現する機会を得たことが大きなプラスとなった。
△ 職員の英語力向上をはかるために継続的・計画的な研修を重ねる必要がある。
(3)活動年間計画について
○ 教師にとっては、ある程度年間を見通すことができ、1時間ごとの計画を立てやすかった。
△ 系統性を考慮した年間計画を立て、ほぼ同じ月に同じ題材を配列し、学年に応じた言語材料を指導すれば、より効果が上がるものと思われる。
(4)ブロック研究のもち方について
@授業研究部と教材研究部について
○ イングリッシュルームの整備、教室の英語表示、教材・教具の保管、年間活動計画・指導案作成など、1年目としてはたくさんの成果があった。
△ 来年度は、「何をやるか」も関係すると思うが、ブロック研究について進めるよう、課題を考えていきたい。
A低・中・高学年ブロックについて
○ 本年度の研修の中軸となって、年間活動計画、指導案作成、教材教具作り、授業実施と、上手に役割分担して準備ができた。
△ 低中高の連携を強め、ある程度系統的な英語活動ができたらよいのではないか。
(5)学習の進め方について
@ 指導案
○
授業の流れができているので、新しい題材に入ってもさほど抵抗無く学習することができた。低・中・高学年ごとに同じ指導案で実施してきたので、教師の負担過重を軽減することができた。
△ いろいろな種類のゲームを開発する必要がある。また、1人あたりの活動時間を増やす。
(6)公開授業について
○ 保護者をはじめ、地域の人たちにも理解してもらえることができ、良かったと思う。
△ 低・中・高学年の合同学習で英語活動の授業公開や、時期をずらして各学年の授業公開など、公開の方法を工夫して、より保護者や地域の方々に広く伝える。
(7)研究授業のもち方について
○ 低・中・高学年という風に各学年部で計3回実施し、発達段階に応じた変容が分かり、それに沿って考えることができたのでよかった。外部講師の先生に、いろいろと教えていただけたことがとても参考になり、勉強になった。
△ 全学年で研究授業を行ったらどうだろうか。
(8)英会話研修について
△ 英会話研修は、夏季休業中に1〜2回実施するとよいと思う。
(9)ALTとの打ち合わせ
〇 授業の流れや指導内容を伝えることができ、スムースに学習を展開することができた。また、ALTの意見の中に参考になるものがあり、授業に生かすことができた。
△ 打ち合わせの時間の取り方を工夫し、限られた時間を有効に使えるようにしたい。
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