両校のある須金地区は、中国山地の谷間を走る錦川の上流にあり、錦町に隣接する周南市の最北端の山間地に位置し、JR徳山駅から約26km、錦川清流線錦町駅から約10kmのところにある。
生活圏は、標高170mから350mにわたり平地は少ない。自然環境に恵まれ、絶滅が危惧されるタガメも生息している。
地域は、過疎化・高齢化が進み、戸数314戸・人口651人(平成15年8月1日現在)で、若い人たちの多くは、本市徳山地区・下松市内へ通勤している。また、盆地という地形の特色を生かして梨・ブドウの生産が盛んであり、シーズンには観光農園に県内外から多くの観光客が訪れる。地域の人々の教育に対する関心は高く、地域の学校としての愛着も強い。
両校は、平成2年の須金中校舎新築に伴い小・中併設校となった。地域と合同の運動会や「梨の袋かけ(小・中)」、「茶摘み(中)」、「和紙絵づくり(小・中)」など、地域に根ざした教育活動を展開している。 |