(1)「新庄評価モデルの作成」における成果
授業後に関する評価「振り返りカード」に記入させることで教師自ら授業の進め方を反省することができ、児童の実態や児童の理解に即したきめ細かな指導を進めていくことができた。自己評価・相互評価を導入したことで児童自身が「評価をする」習慣ができたとともに、話し合い活動や人の発表を聞く際、「観点」を持って参加することができるようになった。レディネステストの実施により、的確な実態把握に努め、授業に生かすことができた。また、学力テスト・業者テストの活用により客観的な評価分析を行うことができた。 |
<図8>
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(2)「新庄プランの作成」における成果
「新庄プランの作成」では次のような成果があった。先ず、昨年度、一昨年度より継続して取り組んだ同一単元の追試実践である。児童の実態に即して同一単元を様々な角度から評価し、工夫改善を行った。単元計画、それに即した単元評価表の作成、指導スタイル・授業スタイルの工夫など単元の再構成を行うことにより、きめ細かな指導を行うことができた。帯単元の開発により朝学習とタイアップし、基礎学力の定着に努めてきた。また、国語科と総合的な学習の時間・国語科と生活科のマッチングの導入により効率的・効果的な授業展開を図ると共に重点を図った観点については確かな学力の伸びが見られた。 |
<図9>
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(3)課題
「指導に生きる評価の研究」
・児童の評価がより授業に還元できるように努める。
・定点観測の活用方法の確立と具体的な支援の研究を行う。
「グローアップへの取り組み」
(「グローアップ」とはどの習熟度の段階の児童もレベルアップを図って全体的に学力を伸ばすという意味で今回使用している。)
・一人ひとりの学力にあった満足度・達成感の味わえる授業をめざし、全体の学力を向上させる。
・また発展的な学習の研究を続け、今後実践例の蓄積を行う。 |