校内では、特別支援教育コーディネーターの活動への理解が得られたが、更に活動しやすくするには、校務分掌や校内体制の再検討が必要になってきた。
支援活動により、小・中学校の児童生徒の実態を知ることができた。また、教員との交流により小・中学校の実情を感じ取ることができた。今後は、定期的、長期的に児童生徒の支援ができるようにしたい。その意味でも今年度出会った児童生徒との関係は継続していきたい。
個別の教育支援計画につては、17年度中に盲・聾・養護学校での作成する必要があるが、位置付けや保護者の同意については各学校で十分な共通理解のもとに、取り組む必要がある。
支援活動をする際には、今までの実践の蓄積が大変役に立った。一方で、子どもの実践から離れてしまっては、今ある児童生徒と先生方へ適切な支援ができなくなってしまうのではないだろうかという思いもある。特別支援教育コーディネーターも実践者のひとりであるべきであろう。
幼稚園と保育園への支援は、出向いての支援のケースは少なかったが、自閉症の幼児の相談があった。本校の取組みである自閉症の障害特性に応じた教育活動の実践の蓄積が大いに役に立った。
小学校や養護学校への就学に向けて、“なんでも相談”“出向いての支援”を広め、何らかのかたちで幼児等へかかわる必要があるだろう。
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