平成17年度から、年3回の中高連絡協議会を実施し、中高連携、学習指導、生徒指導、進路指導その他について全体会、分科会(分掌別、教科別)を開催し、研究協議・情報交換を行っている。
学力向上フロンティアハイスクール事業にかかわる内容としては、次のようなものがある。
■「入学準備教材」の作成
1年生対象の入学準備教材として「中学校学習指導要領」、「近隣中学校使用教科書」「観点別学習状況の評価方法」をもとに自学自習教材を配布しているが、中学校での学習指導について直接情報交換を行うことが可能である。
■「基礎学力診断テスト」の作成、「基礎学力回復講座」の指導法についての研修
基礎学力診断テストに関しては、問題に関して意見・アドバイスなどを得ることができる。
また、基礎学力回復講座とは、1年次の1学期中間考査までの期間に中学校までの既習内容を定着させるため、全教科で学習のつまずきに配慮しながら授業を行うものであるが、この講座の指導方法等についてアドバイスを得ることができる。
■ 研究授業を通じた学習指導研修
中学校での研究授業の参観だけでなく、高校の教員が実際に中学校で研究授業を行う取組みを行っている。高校の教員にとっては、中学校の学習指導の現況、中学生の理解度等を把握した上で、高校での授業を行うことができるため、特に、入学直後の指導にはこの取組みの成果を生かすことができる。
■ 中学校でのTT授業の実施
平成15年度の中高連絡協議会では、中学校の数学の授業において、本校教員が中学校の教員とのTTによる研究授業を実施した。この経験は、基礎学力回復講座等の学習指導にも大いに生かされる貴重な研修となった。
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