(1) 成果 |
@授業改善 |
到達度テストにより、生徒の実態把握ができた。同一問題の継続使用により、年度ごとの生徒の特徴を把握することもできた。問題作成のために中学校の学習内容を精査したことも教員にとっては大変有益であった。
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シラバスの作成は、授業内容、指導方法、評価方法等に関する教科内での議論を活発化した。他教科の内容・進度を知ることができ、参考になったという声もあった。 |
授業評価は、生徒の授業の受け止め方を具体的に知ることができ、指導方法の改善に生かすことができた。取り扱いの簡単な集計方法を独自に開発したことも教員の積極的な取組みにつながった。 |
授業公開は、外部の方の参観の中で自らの授業の見直しを図ることができた。学校外の方の意見も参考になった。来校者からは概ね好評であった。 |
A学習意欲の向上 |
生徒にとっては、職業別講演会、出前講義・体験学習、「先輩に学ぶ」、インターンシップのいずれも、学校外の講師や先輩から、進路に関する具体的な情報を得る場であったため、興味・関心をもって積極的に取り組むことができた。その結果、モチベーションが上がって学習意欲の向上へつながった。例えば、進路相談室の利用の増加などにその効果が現れている。
また、諸事業を通して、高大連携をはじめ、学校外の組織等との連携が深まった。 |
B生活習慣の確立 |
生徒の遅刻者数は確実に減少しており、落ち着きが見られてきた。出席状況板等の導入により、不在生徒の情報を教員全体が共有し、家庭とも連携して素早く的確な対応が取れるようになった。
一部のクラスでは、「学習と生活の記録」の習慣化が家庭学習時間のアップにつながっている。 |