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スピーキング力:『多様な話題について、ディベートやディスカッションを行える』
ライティング力:『多様な話題について、400語程度でエッセーを書くことができる』 |
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次に、これらの到達目標を達成するために、授業の中で実施する具体的な言語活動を以下のように設定した。
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(ア) |
スピーキング力の伸長を目標とする言語活動 |
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パブリック
スピーキング
(準備型→即興型)
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1〜3年生で指導する。聴き手を意識した態度と自分の意見を論理的に伝える力を養うことを目標にしている。ディベートやディスカッションでの基本−「まず自分の意見を発言する」ことにつながる。学年が上がるごとに、「原稿を準備したスピーチ」から「即興スピーチ」へと移行して、「相手の意見に即座に応答する」方法も学ぶ。 |
ドラマタイゼーション
(ロールプレイ→自作スキット)
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1〜3年生で指導する。既存のスクリプトを使ったペア・ロールプレイから自作のペア・スキットまでを行う。感情を込めた話し方、自信をもった話し方などを学ぶことを目標にしている。ディベートやディスカッションで「相手を説得する」ために必要な表現力を学習するよい機会となる。 |
ディベート・ディスカッション
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ディベートは2〜3年生で、ディスカッションは3年生の選択授業で指導する。ディベートは、2〜5人程度で行うパーラメンタリー形式である(競技ディベートと異なり、態度やデリバリーも評価される)。ディスカッションは、全員で行う課題解決型(problem-solving)である。 |
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(イ) |
ライティング力の伸長を目標とする言語活動 |
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プロダクト・アプローチ・ライティング |
1〜3年生で指導する。ライティング用のテキストを使用する。文の転換、文章構成また作文技法の原則を規則として示して練習問題を解く伝統的なライティング指導を行う。 |
プロセス・アプローチ・ライティング |
1〜3年生で指導する。ライティングの過程を重視して、自由英作文やエッセーライティングなどを行う。ALTが中心になって添削を行う。 |
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また、こうした活動を補完・強化するために、ディベートの背景知識の深化等に向けた他教科との連携授業や教員・生徒の手によるKaryo Weeklyの発刊(毎週)、さらには、語彙・構文の向上と定着をめざしたソフトウェアの開発と定期的なテストなどにも意欲的に取り組んだ。 |