(6)研究開発内容
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ア 研究計画 |
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第1年次 |
(ア)「総合サイエンス」の教材と指導法の研究開発と1年次生での実施
(イ)校外研修、特別講義など教科外の取組みの研究と実施
(ウ)大学や研究機関との連携の在り方の検討
(エ)次年度実施の「実践サイエンス」の計画立案・準備
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第2年次 |
(ア)「総合サイエンス」の見直し及び1年次生のプログラムの実施
(イ)「実践サイエンス」を中心とする2年次生での実施
(ウ)教科外の取組みの見直しと実施
(エ)大学や研究機関との連携の在り方・方法の研究
(オ)学校設定科目の評価
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第3年次 |
(ア)2年次生プログラムの見直し及び実施
(イ)教科外の取組みの見直しと実施
(ウ)大学や研究機関との連携の在り方・方法についての提言
(エ)研究成果の普及方法の検討
(オ)カリキュラムの評価
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イ 教育課程上の特例等特筆すべき事項 |
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選択必履修科目「家庭基礎」(2単位)、「情報C」(2単位)を、学校設定科目「総合サイエンス」(2単位)、「実践サイエンス」(2単位)に代える。この学校設定科目では、「家庭基礎」及び「情報C」の内容にも配慮する。
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ウ 研究事項 |
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(ア) |
カリキュラムの研究・開発
教科「理数」に、学校設定科目「総合サイエンス」(1年次、2単位)及び「実践サイエンス」(2年次、2単位)を設置した。「科学実践力」を育成するために、これらの新設科目と既存の理数科目について目標と学習内容を明確化し、科目相互の関連性と依存性を考えたカリキュラムの研究・開発を図った。
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(イ) |
「総合サイエンス」を中心とする1年次生プログラムの開発
学問領域・分野や系統性によらない、より現実的な科学に関する題材を体験的に学習し、科学に対する感性及び関心や探究心を高め、科学に対する認識を深め、科学とのかかわりを豊かにすることをねらいとする学習プログラムの開発を行った。
「総合サイエンス」(2単位)では、@遺伝子の本体を探る、A環境化学、B新しいエネルギー変換と先端技術、C数学のトピックス、Dコンピュータ利用の情報・工学の5分野の学習を行い、校外研修では、科学技術を中心とした3施設での研修(2泊3日)を実施した。生徒が科学の魅力を感じ、科学に対する認識を深め、科学と豊かなかかわりをもてたことが明らかになった。
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(遺伝子の本体を探る実験) |
(油吸着剤を用いた実験) |
(新しいエネルギー変換と先端技術の実験) |
(超伝導の演示実験を見学) |
(暴風雨の体験) |
(東京大学物性研究所での研修) |
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(ウ) |
「実践サイエンス」を中心とする2年次生プログラム開発
科学に関する探究や問題解決を中心とした活動をし、科学の実践に対する感覚をつかみ、科学的な行動力を身に付けることをねらいとする学習プログラムの開発を行った。
「実践サイエンス」での課題研究を中心に、山口大学理学部での研究室研修、特別講義を実施した。課題研究は2〜4人ごとの11グループに分かれて、課題の設定に始まり計画を立て研究を進め、報告書を作成し発表を行うまでの研究過程を通じて多様な活動を経験した。
活動の様子の観察や生徒が記した活動の記録を評価の観点に照らし合わせて分析することにより、生徒が科学の実践に対する感覚をつかみ科学的な行動力を発揮できたことが明らかになった。
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(早稲田大学が行った錦帯橋強度調査に協力)
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(DNA抽出実験)
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(電波天文学の基礎実験)
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(エ) |
「理数科目」学習についての研究
カリキュラムにおける理数科目の在り方を踏まえ、従来の学習の見直しと新たな学習の導入を行った。
理数理科では科学実践力を支える科学的な知識・理解や科学的な探究の方法・思考力の育成を主に担う。1年次「理数化学」、2年次「理数物理」「理数生物」について重点目標を設定し、従来からの学習の見直しと新たな学習の導入を行った。このことで、科学的な知識・理解及び探究の方法や思考力をより向上させる成果を得た。
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(オ) |
教科外の活動についての研究
セミナー・研修会への参加、課外活動等、教科外の活動について研究するため、研修会、発表会等外部の催しへの生徒の参加及び課外活動の推進に取り組んだ。希望者による活動のため、研究開発の目標をより高度に設定することができた。また、学校外での催しでは、活動をともにした他校の生徒やその他の人との交流が大いに刺激になった。
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(喜和田鉱山における研修)
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(SSH生徒研究発表会でのポスターセッション) |
(物理学会Jrセッションでの発表) |
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エ |
具体的な活動内容 ※年度をクリックすると、当該年度のまとめ(pdfファイル)がご覧になれます。 |
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(ア)平成15年度
(イ)平成16年度
(ウ)平成17年度
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