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本校では1時間だけではあるが実際の授業に補助として学力向上支援員が入っている。理解の程度の差が広がる中学生にとって、教員より年齢的にもより身近に感じる学力向上支援員は、気楽に質問できる存在として大いに歓迎されていると同時に、学力向上支援員にとっても、教員の授業を間近で見たり、生徒に教えたりできる体験はとても貴重なものだと認識している。
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(2)課題 成果で示したように学力向上支援事業の有用性は確認できた。特に現在、開かれた学校が求められている中、様々な人材が学校の中に入り、生徒に多様なかかわりをもつことは極めて有意義であると考える。しかしながら、本校のように部活動参加率が98%以上の状況にあっては、放課後に実施する学習支援への参加者は限られたものになってしまう。放課後の学習支援と部活動をどのように両立するかが大きな課題である。 次に、学力向上支援員の来校回数、時間帯である。支援員は大学生であることから、来校は授業の空いた時間となる。このため、毎週定期的な来校や本校が希望する時間帯の来校は困難である。場合によっては1か月以上も支援員が全く来校しないという状況も生じた。これではなかなか定着しない。学力向上支援員が定期的に来校できるよう、来校時間、来校回数を考慮して、これを大学の単位認定とする等の方策が必要と考える。 いずれにしても、今後、様々な角度から生徒の学力向上を図る必要があることから、本事業を2年間実施した成果と課題を踏まえつつ、本校の実態に即した実践を続けていきたいと考えている。 TOPへ戻る
○ 学力向上支援員が「質問に答える」ことを契機にして、「学び方」「学習の仕方」「学 習習慣づくり」等まで、食い込んだ指導の在り方を工夫する。 〜学習相談システムの構築〜 ○ 学力向上支援員が「生き方」「考え方」等を全校生徒に発表することを通して、学習や 生活上の参考にする。 TOPへ戻る 実践編へ戻る |