@柳井中央ブロック学校等安全推進委員会の組織
本事業を推進していくにあたり、上記委員会を組織した。構成員は、以下の35名である。
各小中学校の校長・生徒指導主任・PTA会長
柳井・伊陸・日積各地区の自治会協議会長
柳井西・伊陸・日積各地区のコミュニティ協議会長
柳井市子供会育成連絡協議会代表
柳井市連合婦人会代表
柳井市更生保護婦人会代表
柳井・伊陸・日積各地区主任児童委員
柳井地区防犯組合代表
柳井市青少年愛護センター代表
柳井市学校支援ボランティアコーディネーター
柳井市生徒指導推進協力員代表
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Aスクールガードの募集
各学校の校区内の住民からスクールガードを募集する。募集方法としては、次のようなチラシを校区内135自治会に配布し、各校区の小学校へ連絡していただくこととした。
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応募者数内訳(2月現在)
柳井小学校31名
柳東小学校28名
柳北小学校34名
伊陸小学校21名
日積小学校16名
柳井中学校15名
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@地域住民への協力要請
スクールガードの募集を各自治会回覧で行うとともに、自治会長集会で地域での子どもの見守り活動への協力を要請した。
Aスクールガードへの帽子・ウインドブレーカーの配布
スクールガードに応募していただいた方に、黄色でよく目立つ帽子・ウインドブレーカーを配布し、活動中に着用していただく。
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<スクールガード用の帽子とウインドブレーカー>
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Bノボリの設置
「地域で子どもの安全を守る町」という啓発用ノボリを100本作成して各校に配布し、
学校周辺及び危険箇所に設置することで、地域への啓発及び不審者に対して地域で子どもた
ちを見守っている町であるということをアピールし、犯罪の抑止効果をねらった。
<学校周辺に立てたノボリ>
また、「子ども110番の家」というノボリも400本作成し、ステッカーのみのところへ
配布し、設置していただいた。
C標語の募集
各小・中学校の児童・生徒を対象に標語を募集し、優秀作品を表彰した。また、各校の最優秀作品につい
ては横断幕を作成し、各校周辺に掲げた。
@地図の調達
マップを作成するにあたって、市の都市計画図の1/10000、1/2500の地図をいただき、マップの作成要領を検討した。校区が広範囲にわたるため、山間部の学校を基準に危険箇所等を記入すると、中心部の危険箇所が密集しすぎて具体的な場所が特定できなくなってしまう。また、中心部の学校を基準に記入する場合、地図が大きくなりすぎてしまうという問題点があがった。そこで、小学校区ごとにマップを作成することとした。
☆ 1/10000の地図使用・・・柳北小学校、伊陸小学校、日積小学校
☆ 1/2500の地図使用・・・柳井小学校、柳東小学校
A危険箇所マップの内容
危険箇所を次の3つに分類し、色分けをして地図にポイントを印した。また、ポイントに番号を記し、具体的な内容説明も文章で示した。
ア 交通安全上配慮するところ(例:見通しが悪い、交通事故多発場所など)
イ 防災上配慮するところ(例:大雨時冠水する場所、崖崩れが発生しやすい場所など)
ウ 防犯上配慮するところ(例:不審者や痴漢の出やすい場所、暗くて不用心な場所など)
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<手作りの危険箇所マップ> |
B危険箇所マップのデジタル化(現在発注中)
校区ごとに作成した手作りの危険箇所マップの規格をできるだけ統一するために、パソコンでデジタル化して印刷会社に発注し、配布することとした。このデジタル化により、後日必要な際には、学校のプリンタでも増刷が可能となり、いつでも再活用できる。
C危険箇所マップの配布(予定)
配布先としては、すべての児童生徒の家庭、各校区内の公共施設、スクールガードのメンバー、協力いただける地域の各商店とした。
(4)地域ぐるみによる不審者侵入(遭遇)等を想定した訓練や研修会 |
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@防犯意識の高まり
今年度の取組みにより、児童生徒、教職員をはじめ地域の方々の防犯意識の高まりを感じた。児童・生徒については、不審者侵入(遭遇)の避難訓練等を通して「自分の身は自分で守る」という意識が高まるとともに、具体的な対処方法を学ぶことができた。また、教職員についても、危機意識が高まり、日常会話の中でも、子どもたちを守るための方策が話題にあがるようになってきた。ノボリ・標語等の設置、スクールガードの見守り活動が、地域の方々への「地域で子どもの安全を守る」という意識高揚の啓発活動につながった。
A危険箇所の再確認ができた
これまで、事件・事故等があった場合、口頭や文書で知らせ指導していたが、今年度、危険箇所マップの作成や、小中合同で現地に出向いて危険箇所の確認を行ったことで、小学校低学年にも具体的な危険がイメージできるようになった。
B地域とのつながりの強まり
登下校の場面をとらえての訓練等校外での活動に地域の方々の参加をいただいたので、児童・生徒と地域の方々が顔見知りとなり、日常の挨拶も活発となった。この地域とのつながりの強まりにより、犯罪防止に対する大きな効果が期待できる。
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今年度の取組みを今後も継続し、更に多くの地域の方々の協力をいただき、地域全体で子どもたちを守る体制を整備していくことが大切である。また、場所・場面等の状況が変化しても、それに対しての危険を予測できる応用力を子どもたちに身に付けさせることが必要である。
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