◆料理人になるのが夢だった
 私は下関で育った2人姉妹の次女。
  両親が共稼ぎだったので、いろいろなものをつくる機会が多かった。しだいに料理つくりに喜びを感じるようになり、将来は料理人になりたいと思っていたんです。
  姉は東京の名門私大にストレートで入り、両親もホクホクだったから、私は高校を卒業したら調理師学校に行くって言ったら、「近くの短大に行きなさい」ってそれはもう大変。
  一応、山口の短大に行ったんだけど、やっぱり料理の世界に行きたくて、結局、短大卒業後、大阪の料理学校に入ったんです。
  卒業して大阪のイタリアンレストランに就職し、その間に感覚をみがくために、ヨーロッパへグルメツアーにも行ったりしましたね。