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産業の概観 農業 林業 水産業 工業 商業 貿易 これからの産業
農業
 山口県は、沿岸部から中山間部までの多様な自然条件に加え、交通 網が整備され、消費地が近いなどの社会的・経済的条件のもとで、米、野菜、果 物くだもの、花、牛肉、牛乳などのさまざまな農産物が生産されています。
 特に、長州藩時代の四白政策以来、本県では伝統的に米づくりが盛んで、干拓かんたく棚田たなだなどの新田開作しんでんかいさくにより農地が増やされてきました。その結果 、水田が総耕地面積の約8割、米が農業粗生産額の約4割とそれぞれ大きなシェアを占めています。
 この他の農産物の農業粗生産額に占める割合は、畜産約3割、野菜約2割、果物約1割となっています。
 こうした中で、山口県では、今後の農業の発展を図るため、農業・農山村の自立と県民との協働きょうどうを目指し、新たな行動が展開できるよう、多様なにない手づくり、需要にこたえる農産物づくり、魅力ある農山村づくり、うるおいのあるくらしづくりに取り組んでいます。
田植え風景
田植え風景
●特産物
正直やまぐち
 山口県では「正直やまぐち」マークを活用して山口県産品をPRしています。「正直やまぐち」は、丹精たんせい込めて産品を作る山口のハートを表現する言葉です。

 
  コシヒカリ、晴るる、ひとめぼれ、ヒノヒカリなどの食味しょくみのよい品種の作付けがふえ、「おいしい山口米」として定評があります。

野菜  
 キャベツ、たまねぎをはじめとする露地ろじ野菜や、いちご、トマトなどの施設野菜の生産が盛んです。

果物
 瀬戸内側では温州うんしゅうみかんの栽培が盛んで、中山間地域では、なし、ぶどう、もも、くり、りんごなどが栽培されています。中でも、夏みかん、長門ゆずきち、岸根栗がんねぐりは山口県が原産地です。


 ゆり、ばら、カーネーションなどが、下関市を中心に、瀬戸内海側でたくさん生産されています。きくは、県内のいろいろなところで生産されています。

畜産  
 黒毛和牛くろげわぎゅうや全国唯一の無角和牛むかくわぎゅう、さらには、和牛の原種といわれ、国の天然記念物に指定されている見島牛みしまうしが飼育されています。また、長門市では養鶏ようけいもさかんで、県オリジナル地どりの飼育も行われています。

地産・地消ちさん・ちしょう
 県内で生産された農林水産物を県内で消費する取組みです。給食に地元の食材を使う学校も増えつつあります。
正直やまぐちシンボルマーク
正直やまぐちシンボルマーク

農産品の写真
山口県の農産品
 
山口県では、どんな農産品があるのでしょうか?
  一例を紹介します。
農産品
産地
わさび
岩国市、周南市、山口市
れんこん
岩国市、下関市
ぶどう
周南市、山口市、柳井市、山陽小野田市、萩市
お茶
宇部市、岩国市、周南市
なし
美祢市、下関市、山口市、周南市
夏みかん
萩市、長門市、周防大島町
りんご
山口市
トマト
萩市、山口市


明治時代のお米「穀良都こくりょうみやこ
 山口県のお米は「防長米ぼうちょうまい」と呼ばれ、江戸時代から大正時代まで、関西地方を中心に人気がありました。中でも、江戸時代に防長両国で普及していた「都」を明治時代に改良した「穀良都」が防長米の中心として名声をはくしていました


山口県の農業についてもっと知りたい時は・・・ ・

山口農林水産.ねっと(山口県農林水産情報システム)
まるごと!やまぐち.net(やまぐちの農水産物需要拡大協議会)
やまぐち畜産ひろば
中国四国農政局山口農政事務所
山口県編 『やまぐち食と緑のプラン21』 山口県 2001年
山口県編 『きらめき山口Q&A』 山口県 1999年
山口県教育委員会編 『防長産業の歩み』 山口県教育委員会 1981年
「山口県の農業」編集委員会編 『山口県の農業』 山口県農業協同組合中央会 2001年
クイズ 県のシンボル 自然 歴史 産業 住み良さ 生活 文化 観光 国際 教育

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