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産業の概観 農業 林業 水産業 工業 商業 貿易 これからの産業
商業
 商店街は室町時代のいち、江戸時代の宿場町、明治時代以降では鉄道の駅前など、人が集まる場所に自然発生的に生まれてきました。
 山口県は、比較的小規模の都市が県内に分散しているのが特色であり、商業はその特色を生かして発展してきました。
  しかし、近年においては、人口の減少や少子高齢化の進展、ライフスタイルの変化による消費者ニーズの多様化、モータリゼーションの進展、大店法だいてんほう(「大規模小売店舗における小売業の事業活動の調整に関する法律」)の規制緩和きせいかんわ(平成12年廃止)などによる郊外への大型店の出店、コンビニエンスストアなどのさまざまな小売店の進出など、社会や経済の情勢が大きく変化する中で、多くの商店街では空き店舗が増えるなど中小小売商業を取り巻く環境は厳しさを増してきました。
 こうした環境変化に対応し、地域に密着した産業である商業の振興を図るため、県民のニーズに対応した商品やサービスの提供を進めるとともに、地域コミュニティの場として魅力ある商店街づくりを進めていくことが必要となっています。
 このため、県では、地域の工夫による、まちづくりと一体となった商店街づくりや個性豊かな店づくりを支援するなど、ものを売るだけでなく、さまざまなサービスや情報の提供を行うことができる魅力ある小売商業の振興に取り組んでいます。
 一方、卸売おろしうり業も高速交通網の整備、インターネット取引の増加、商慣習しょうかんしゅうの変化などを背景として、 流通システムが急速に変化しています。
 このため、経営基盤の強化や物流の効率化、環境負荷の低減等の取り組みをすすめ、卸売業の活性化に取り組んでいます。
商店街
商店街 

下松タウンセンター
下松タウンセンター
 
大店法だいてんほうとは?
 正式な名前を「大規模小売店舗における小売業の事業活動の調整に関する法律」といい、地域の小売店や商店街の営業と大型店の調整を主な目的とした法律でしたが、平成12年に廃止されました。現在は、周辺の地域の生活環境の保持を主な目的とした大店立地法だいてんりっちほう(「大規模小売店舗立地法」)が施行されています。

モータリゼーションとは?
  交通手段が自動車中心になってきたということで、自動車が人々の生活の中で広く利用されるようになることをいいます。


山口県の商業についてもっと知りたい時は・・・ ・
山口県商政課
山口県編 『産業振興ビジョン21』 山口県 2001年
山口県編 『山口県小売商業振興ビジョン』 山口県 1997年
山口県編 『きらめき山口Q&A』 山口県 1999年
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