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福祉 | |
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はじめて日本の社会福祉制度がかたちづくられた戦後の頃には、何よりも貧しさからの救済や貧しい生活におちいることの予防が最優先に考えられ、限られた人の保護や救済を中心としていました。しかし、少子・高齢化や女性の社会進出、ライフスタイルの変化などによって、家庭や個人をとりまく環境は大きく変化し、地域社会の姿も変わってきました。
今日の社会福祉制度は、病気やけが、障害、失業、介護、老齢など、生活するうえで不安をもたらすさまざまなできごとに対して幅広く対応する制度として、わたしたちの生活に深く組み込まれ、安心して、安定した日常生活を送るために欠かせないものになっています。 21世紀の本格的な少子・高齢社会においては、すべての県民がともに支え合い、安心して、生涯を通 じて健康で生きがいをもって自立した生活を送ることができる、心のかよう健康福祉社会を築いていくことが必要になります。 このため山口県では、一人一人がかけがえのない存在であるという人間尊重の考え方を基本としながら、家庭や学校、地域、企業、行政など、社会全体で健康福祉社会を支えていくシステムづくりをめざして、「健康やまぐちの推進」、「安心ケアやまぐちの推進」、「地域リハビリテーション構想の推進」、「福祉のまちづくり」、「児童環境づくり」、「高齢社会先進地域づくり」、「生涯現役社会づくり」の7つのプロジェクトに取り組んでいます。 <福祉のまちづくり> 「福祉のまちづくり」とはノーマライゼーションの考え方に基づいて、高齢者や障害者を含むすべての県民が自らの意思で自由に行動し、平等に参加することができる社会を築いていくことです。県では、平成9年に「山口県福祉のまちづくり条例」を制定して、公共的施設のエレベーター、トイレなどをつくるときに高齢者や障害者にも配慮したり、社会活動への参加をうながし、地域ぐるみで取り組む福祉のまちづくりをすすめています。 |
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山口県編 『やまぐち未来デザイン21』 山口県 1998年 山口県編 『山口県健康福祉基本構想』 山口県 2000年 山口県編 『山口県地域リハビリテーション構想』 山口県 2001年 山口県編 『やまぐち障害者いきいきプラン』 山口県 1998年 |