文化振興の取組み 文化財 県内美術館・博物館・文化施設 芸術家・文学作家 伝統工芸 伝統芸能 昔ばなし ふるさとのうた スポーツ振興の取組み 主なスポーツ施設 県勢の輝かしい成績 |
伝統芸能 |
伝統芸能は、古くから人々の生活の営みの中で、大自然や神々に向けての祈りや感謝の気持ちから生まれ、ふるさとの風土に育まれながら、今日まで受け継がれてきた地方色豊かな文化遺産です。 伝統芸能の一年は、生命が ここでは国指定の重要無形民俗文化財に指定されている3つを紹介します。 |
岩国市周東町祖生地区の中村、山田、落合の3地区で、それぞれ行われる盆行事。昔、疫病が広がり、農耕用の牛や馬が数多く死んだのを機に、その 高さ20メートル余りの柱の頂上に、ハギの小枝とキリの葉で編んだ「ハチ(鉢)」と呼ばれる笠を置いて、その上にさした御幣(長旗)をめざして松明を投げ上げて点火し、炎上させて、 |
祖生の柱松 |
周防に伝承される神楽の一つで、地元では、願舞または神楽と言われています。毎年10月14日に、小神楽として、荒玉 社境内で一部が奉納され、7年毎の4月には、大神楽として、錦川河原に4間(約8m)四方の神殿を組み、神殿の北25間(約50m)離れた所に高さ13 |
行波の神舞 |
7年毎の11月21・22・23日の3日間、河内社境内で行われる神楽舞い。およそ300年前、仁保津(周南市)の栗木にある蛇つなぎという所で、大ウナギが取れました。あまり大きいので、仁保津・赤山巣山・升谷・三作(周南市)、鯖河内・上角(山口市徳地)の7つの地区で分けました。ところが、神のたたりによって疫病が流行し、困り果 てた村人は、各地区の代表を集めて、7年毎に、神楽を奉納することにしました。それが、この神楽舞いの始まりであると伝えられています。 |
三作神楽 |
この他に、県が指定している次の33件の無形民俗文化財があります。 |
市町村 | 指定者 | 文化財名称 | 市町村 | 指定者 | 文化財名称 | ||
1 |
長門市
|
県
|
滝坂神楽舞 | 18 |
周南市
|
県
|
諫鼓踊 |
2 |
長門市
|
県
|
三隅の腰輪踊 | 19 |
周南市
|
県
|
花笠踊 |
3 |
上関町
|
県
|
祝島の神舞神事 | 20 |
周南市
|
県
|
熊毛町安田の糸あやつり人形芝居 |
4 |
下松市
|
県
|
切山歌舞伎 | 21 |
萩市
|
県
|
友信神楽舞 |
5 |
下関市
|
県
|
忌宮神社の数方庭行事 | 22 |
田布施町
|
県
|
大波野神舞 |
6 |
周防大島町
|
県
|
久賀のなむでん踊 | 23 |
岩国市
|
県
|
由宇町清水の山ノ神祭り |
7 |
光市
|
県
|
島田人形浄瑠璃芝居 | 24 |
美祢市
|
県
|
別府念仏踊 |
8 |
山口市
|
県
|
小鯖代神楽舞 | 25 |
美祢市
|
県
|
別府岩戸神楽舞 |
9 |
山口市
|
県
|
鷺の舞 | 26 |
岩国市
|
県
|
山代白羽神楽 |
10 |
山口市
|
県
|
陶の腰輪踊 | 27 |
萩市
|
県
|
住吉神社「お船謡」 |
11 |
岩国市
|
県
|
岩国南条踊 | 28 |
下関市
|
県
|
浜出祭 |
12 |
山口市
|
県
|
徳地人形浄瑠璃 | 29 |
長門市
|
県
|
湯本南条踊 |
13 |
周南市
|
県
|
式内踊 | 30 |
長門市
|
県
|
赤崎神社楽踊 |
14 |
周南市
|
県
|
長穂念仏踊 | 31 |
長門市
|
県
|
俵山女歌舞伎 |
15 |
岩国市
|
県
|
山代本谷神楽舞 | 32 |
防府市
|
県
|
玉祖神社の占手神事 |
16 |
柳井市
|
県
|
阿月神明祭 | 33 |
萩市
|
県
|
上三原の田植ばやし |
17 |
宇部市
|
県
|
岩戸神楽舞 |
|
山口県ふるさとづくり県民会議編・発行 『山口県の民俗芸能』 1982年
山口県編 『きらめき山口Q&A』 山口県 1999年 |