松下村塾(しょうかそんじゅく)の教育
 松陰が塾生に「君は何のために学問をするのかね」と尋ねると、塾生は「どうも本が読めませんので、よく読めるようになりたいのです」と答えました。すると松陰は「学者になるのではないのだよ。人は学んだことをどう実行するかが大切なんだよ」とさとしました。塾での勉強は、ただ物事を知ったり、理屈を言うだけでなく、何事も実行していくことの大切さを学ぶことでした。このように松陰は、自分の持っている知識を役立てて、今の日本の問題をどう解決するのかという生きた学問の重要性を説きました。

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