インターネットの普及により、Webページ、ブログ、掲示板、チャットなどを用いて、だれでも手軽に世界中に向けて情報発信ができるようになりました。情報の送り手として、どのようなことに気をつけなければならないか考えてみましょう。
1 情報発信に伴う責任
  自らが発信した情報には責任を持たなければならないことを自覚し、情報発信の際は次のような点に気をつけましょう。
  • 情報の内容の正確性を保つ。
  • 情報の受け手が情報の信頼性を確かめられるよう発信元を明らかにする。
    • 信頼性が判断できるように証拠や引用元を示す。
  • 古くなった情報は適宜更新する。
  • プライバシーや著作権の侵害がないよう留意する。
  • 情報発信により人権侵害が起きないよう留意する。
2 情報発信のルール
○学校や教育委員会が定めたネットワーク利用のガイドラインを遵守する。
ガイドラインの例
  スクールネットワーク21利用規程(山口県教育委員会)
○個人情報保護法(条例)違反にならないよう気をつける。
 所属する団体によって適用される法律が異なります。
  • 県立学校…県の個人情報保護条例
  • 市(町・村)立学校…市(町・村)の個人情報保護条例
  • 私立学校…個人情報保護法
  • 国立大学法人立学校(独立行政法人等)…個人情報保護法
  (例)
   山口県個人情報保護条例
3 情報の受け手への配慮
(1)Webページを作成するときはアクセシビリティやユニバーサルデザインに配慮する。
  • アクセシビリティ・・・高齢者や障害者などを含むできる限り多くに人々が使えるかどうか、若しくは使いやすいかどうかを表す言葉です。
  • ユニバーサルデザイン・・・障害の有無や年齢、性別、国籍にかかわらず、誰もが使いやすい施設、製品、環境等をデザインすることです。
(2)国や文化の違い、考え方の違いに配慮する。
(3) 受信者の情報機器やネットワーク環境に配慮する。
  • OSやブラウザによっては、正しく表示されないWebページがある。
  • 接続方法によっては、Webページの表示や電子メールの受信に時間がかかる場合がある。
  • 送られてきたファイルは対応するソフトウェアがなければ開くことができない。