ブ ナ

ブ ナ 科
 葉の葉身は長卵形で長さ4〜10cm、葉の縁は葉脈に合わせて波うっている。葉脈は10本程度。成熟した葉の裏は滑らかで毛はない。
 樹皮は白〜灰色で滑らか。表面に地衣類やコケ類がよく付着している。
 幹は高さ30m、直径1mほどにもなる。
 果実は5〜7年ごとに結実する。1つの殻斗(果実)に、三角錐形で長さ約1.5cmの堅果(種子)が2個入っている。種子はヒトも食べれる。
 山口県では、錦町寂地山や鹿野町長野山などの標高700m以上の山地で、夏緑樹林(落葉広葉樹林)を構成する代表的な樹木である。
 寄生植物のヤドリギが、幹や枝に半寄生していることがよくある。
 毒きのこのツキヨタケは、ブナの枯れた幹から夏〜秋に発生する。


長野山のブナ林


ブナの果実


ブナの幹

ブナに寄生した
ヤドリギ

ブナの枯木に群生した
ツキヨタケ