コナラ・ナラガシワ・カシワ

ブナ科

平地からブナ林まで幅広い標高に分布している。4月の新芽が展開するときに開花した後、その年の秋に堅果は熟す。
雑木林を構成する落葉広葉樹で、薪炭材などに用いられる。コナラはクヌギと同様シイタケのほだ木に利用される。

コナラ

コナラの枝

コナラの樹皮

コナラの樹形
ミズナラの葉とよく似ているが、葉柄が1cm程度ある点で見分けることができる。
樹皮は灰黒色で、縦に不規則な裂け目がある。裂け目は老木ほど深くなる。
ナラガシワ

ナラガシワの枝

ナラガシワの樹皮
ミズナラに似た葉形だが、長さは10〜30cmと
大きく、葉柄が1〜3cmある点で区別できる。
カシワ

カシワの枝

カシワの樹形
ブナ科の中で最も大きな葉(長さ30cm程度)をつけ、かしわ餅に用いられる。葉の縁には波状の大きな鋸歯がある。葉の裏面は淡褐色の短毛と星状毛が密生する。