ミズナラ

ブ ナ 科
 葉の葉身は倒卵形で長さ7〜15cm、葉の縁は粗い鋸歯がある。葉柄は無いか、ごく短い。
 葉は互生で、枝先に放射状に集まってついている。
 樹皮は淡灰褐色で鱗片状にはがれる。古くなると縦に深い割れ目が入る。
 幹は高さ30m、直径1.5mほどにもなる。
 果実(堅果)は開花した年に結実する。堅果は長さ約3cmの長楕円形で、野生動物の重要な餌となる。
 山口県では、錦町寂地山や羅漢山、鹿野町長野山などの標高700m以上の山地で、夏緑樹林(落葉広葉樹林)を構成する代表的な樹木である。
 寄生植物のヤドリギは常緑樹なので、夏緑樹が落葉する冬季に目立つ。

ミズナラの枝

ミズナラの堅果

ミズナラの樹形

ミズナラの樹皮
ミズナラに寄生する
ヤドリギ