人口のように数値が刻々と変化し、詳しい数値を正確に求めることが不可能な場合に、概数が用いられる。
この遊びでは、概数をとる場合に用いられる四捨五入の手法の習熟とその意味について理解できるようにする。

1. 県名と人口を書いたカードを作る。
2. ３〜４人のグループでカードをよく混ぜてから裏返しにして並べる。
3. トランプの「神経衰弱」の要領で２枚のカードをめくる。
   それぞれの人口が「百万の位」の概数で表したときに同じになる数ならば自分のものとなる。
4. カードをめくったら、必ず「百万の位」の概数をはっきり言うようする。
5. ルールや概数の処理の仕方を考え、工夫して遊ぶ。（十万の位・上から２けた切り上げ・切り捨てなど）

第１時

山口県の人口はおよそ何人だろうか」
「東京都の人口は、山口県の人口の何倍だろうか」
　○ 概数が用いられる場合について知る。

第２時

「他の県の人口はおよそ何人だろうか」
　○ 四捨五入の仕方を知る。

「概数合わせのゲームをしよう」
　○ カードづくりをする。
　○ 「百万の位」の概数合わせのゲームをする。

第３時

「ゲームを工夫して概数合わせをしよう」
　○ 条件を変えたゲームをつくって遊ぶ。
　　（十万の位、上から２けた、切り上げや切り捨てなど）

第４時

「県の人口を順番に並べてみよう」
　○ 概数の表す範囲について調べる。
　○ 概数を利用する。

「県の人口をわかりやすく図や表に表してみよう」