タイトル「山口県の史跡」
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【長門・萩・阿武】

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青海島通向岸寺

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青海島通向岸寺
指   定 県有形民俗文化財
所 在 地 長門市通
概   要 通浦は江戸時代前半より捕鯨が盛んで、10月から3月の冬場、「下り鯨」と称する回遊するザトウクジラやシロナガスクジラなどを捕獲した。萩藩でも「鯨運上銀」を課す一方で保護奨励策をとった。鯨運上銀は、当初一頭につき銀300目ないし銀400目で、元禄期一頭の値段が銀十貫目位であったことから約4%であった。過去帳は34折帖で、1719(享保4)年から1837(天保8)年にわたって捕獲した母子鯨に、人間と同じ戒名を付け、鯨の種類、捕獲場所および鯨組の名前を年月日順に記録している。鯨墓、鯨位牌、過去帳と三位一体で供養が行われ、現在も毎年春先から夏にかけて鯨回向が行われている。
所 有 者 向岸寺
撮 影 者 木嶋太郎
撮影年月日 10月16日


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