◆住みよい山口をめざす心意気は夫婦で共通 している
  私は今、観光課にいて、景観計画に参加してますが、バリアフリーなまちづくりなど、住民と話し合いを持ちながら計画を進めていくのは、本当にやりがいがあります。
  夫のほうは、地方分権のことで国へ行ったりとか、相変わらず東京出張は多く、体をこわさないかと心配することもありますけれど、「地方自治体が国を動かす」っていう情熱だけはすごく、「山口をよくしたい」という思いを貫徹するがごとく、猛烈に仕事をしている姿を見ると、生来せいらいの強気と郷土愛みたいなものを感じて、頼もしく思えたりもします。
 私たちは公務員という立場にあるせいか、山口が日本一いい県になって欲しいという思いが二人とも強く、地域との関わり合いもものすごく大切にしています。休日は保育園の知り合った家族同士で旅行に行ったり、遊んでいる子どもたちの横で自分たちの仕事から見えるさまざまな問題点を議論しあうこともあります。
  こういう仲間うちの時間は、ともすると行政サイドの視点でものを見ようとする私たちに、新鮮かつ鋭い視点で突いてくるので、ありがたいなあと思います。
  また、夫は高校時代からのラグビーの仲間と試合をしたり後輩のコーチをし、私は去年から市のフィルハーモニーに入って、定期演奏会をやったりしています。
  3歳からバイオリンをやっていたので、これは生涯の趣味になるといいなあという思いがあります。
  練習は公民館でやっているんですが、近くに音響のいい練習のできるホールが欲しいと思うこの頃。
 こんなふうに、私は市という地域を、夫はもっと大きい県という単位で、この故郷山口をいい方向にもっていきたいという思いは、夫婦に共通 していると思ってます 。
 今、私は、娘がお世話になっている留守家庭児童学級での、キャンプやおやつづくり、異学年の交流などに関心をもっています。
  親も巻き込んでこうやって地域で子どもたちを育てていく環境が整備されていくといいなあと、ちょっと頑張っています。


                         おわり