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【長門・萩・阿武】 |
IM73_081 |
青海島通鯨墓 |
指 定 | 国指定史跡 | ||
所 在 地 | 長門市通 | ||
概 要 | くじら資料館(1994年開館)の山手側の階段を上がると、清月庵観音堂に鯨墓がある。1679(延宝7)年向岸寺五世住職讃誉上人が、鯨の胎児を哀れんで、胎児を埋葬し、読経念仏して回向を手向けたという。そして1692(元禄5)年鯨組網頭連中が埋葬地に鯨墓を建立した。表には「南無阿弥陀仏 業尽有情 雖放不生 故宿人天 同証佛果」とある。これは、諏訪の勘文とよばれる文言であり、作家寺山修司も「くじら霊異記」と題する青海島紀行で住職の説明として紹介している。近くの向岸寺には墓の表と同じ題字の鯨位牌と鯨鯢過去帳がある。 | ||
所 有 者 | 向岸寺綿野孝定 | ||
撮 影 者 | 木嶋太郎 | ||
撮影年月日 | 10月16日 |