タイトル「山口県の史跡」
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青海島通鯨墓

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青海島通鯨墓
指   定 国指定史跡
所 在 地 長門市通
概   要 くじら資料館(1994年開館)の山手側の階段を上がると、清月庵観音堂に鯨墓がある。1679(延宝7)年向岸寺五世住職讃誉上人が、鯨の胎児を哀れんで、胎児を埋葬し、読経念仏して回向を手向けたという。そして1692(元禄5)年鯨組網頭連中が埋葬地に鯨墓を建立した。表には「南無阿弥陀仏 業尽有情 雖放不生 故宿人天 同証佛果」とある。これは、諏訪の勘文とよばれる文言であり、作家寺山修司も「くじら霊異記」と題する青海島紀行で住職の説明として紹介している。近くの向岸寺には墓の表と同じ題字の鯨位牌と鯨鯢過去帳がある。
所 有 者 向岸寺綿野孝定
撮 影 者 木嶋太郎
撮影年月日 10月16日


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