WB23_007

アワビを育てる

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制作の意図
 アワビは、古来より日本人に愛された貝である。日本の沿岸の磯にはどこにでも生息していたが、高値で取引されるため乱獲され、今では個体数が減ってきている。対馬海流が流れる北長門沿岸でも、アワビやサザエを採る潜水漁が盛んに行われているが、漁獲高は減少している。
 この教材は、アワビの受精から卵が成長していく過程を追いながら、アワビの育成に携わる人々の苦労を通して、沿岸漁業の活性化に向けての努力を紹介するものである。

■制作年度 平成9年度
■企  画 山口県教育研修所 教材制作委員会
■制  作 大 野 進 二
■対  象 小学校中学年、小学校高学年、中学校、高等学校、一般

ベリジャー幼生
ベリジャー幼生
      3センチ程度に育ったアワビ
    3センチ程度に育ったアワビ

内容・資料
■日本人とアワビ
 アワビは軟体動物ミミガイ科の巻貝。クロアワビ、メガイアワビ、ワダカアワビ、エゾアワビなどが主な種類で、日本沿岸の岩礁に住み、主に夜間に行動し、ワカメやカジメ、アラメなどの海藻を食べている。日本人は昔からアワビを食用にしてきたが、それ以外にもアワビの身を薄く剥いで「のし」にしたり、殻を螺鈿(らでん)工芸の材料にするなど、さまざまに利用してきた。
■アワビの産卵と成長
 アワビは、水温が20℃程度になった秋に産卵する。産卵の時期が近づくと波打ち際に集まり、直径0.2ミリ程度の卵を放出する。受精すると1〜1.5日でベリジャーとよばれる幼生になり、この時期だけ、巻いた螺旋状の殻とがみられる。1年で2.5ミリ程度に成長する。
■宇田郷漁業組合の取り組み
 阿武郡阿武町の宇田郷漁業協同組合では、昭和47年からアワビの中間育成に乗り出し、昭和56年に施設が完成して、産卵、育成、放流の一貫した事業を行っている。昭和47年当時は、外海水産試験場から稚貝を購入し、港の外のいかだで中間育成をしていたが、しけのため綱が破れたり、掃除がしにくいなどの多くの苦労があった。現在の施設が完成してから、産卵、育成、放流が順調に行われるようになり、今では、年間10万個を目標にクロアワビとエゾアワビを放流している。
    潜水漁でとったアワビを計る
潜水漁でとったアワビを計る
制作協力
■ナレーション
■タイトル字
■撮影協力
■資料提供
村田和己(阿知須町)
柳井宣政(阿武町)
杉村重夫、堀金治、波田野芳正、波田政男、宇田郷潜海組合、阿武町立宇田小学校、山口潜水(萩市)、宇田郷漁業協同組合、山口県外海水産試験場、山口県文書館

問い合わせ先
山口県教育研修所 カリキュラム支援部
〒754-0893 山口市大字秋穂二島1062番地 セミナーパーク内
<TEL 083-987-1190 FAX 083-987-0209> e-mail:kyoiku@center.ysn21.jp

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