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生きのびよタガメ

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制作の意図
 山口県内で生息が確認されている絶滅危急種である水生昆虫「タガメ」の生態を紹介することを通し、小学校理科の「昆虫の体のつくり」、「昆虫の一生」、「生命のつながり」などにおいて映像資料として活用できるよう制作した。また、環境教育の視点から、生息状況やタガメの数が減少した理由を探ることによって、私たち人間は、タガメや他の昆虫、動植物と共存しながら、恵まれた自然を大切にしていかなければならないという意識を育てることをねらいとしている。

■ 制作年度 平成9年度
■ 企  画 山口県教育研修所教材作成委員会
■ 制  作 古谷 尋伸
■ 対  象 小学校、中学校、高等学校、一般




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タガメの生息確認地域
タガメの生息確認地域
     4令幼虫の脱皮
       4令幼虫の脱皮
内容・資料
■タガメの紹介
 水生昆虫の王様といわれるタガメは、昔は日本のあちこちで見かけられたが、現在では絶滅の恐れがあるほどに数が減少している。県内では唯一、周南市(旧徳山市)北部で生息が確認されている。
■体のつくりと食性
 体長はメスが6.5cm、オスが5.5cmとメスの方が一回り大きい。水中で生活するタガメは、腹部にある呼吸管から空気を取り入れている。口は針のようにとがっていて、えさのハヤやオタマジャクシの体液を吸い取る。
■タガメの成長 産卵から羽化まで
 卵は、一度に100個程度の水辺の草に産み付けられる。ふ化すると、一斉に水面に落下する。幼虫は、成虫と同じくオタマジャクシなどをえさにする。脱皮直後の幼虫は、宝石のようにきれいである。5回目の脱皮が羽化となり、8月ごろ成虫となる。10月ごろまではえさを食べるが、11月からは翌年の4月までは、ほとんどえさを食べない。
生きのびよタガメ
■タガメと人間の共存
 タガメの数が減少してきたのは、強い農薬の使用と生活排水による水の汚染が主な理由と考えられている。私たちにできることはどんなことだろうか。
タガメのふ化
タガメのふ化
    タガメの幼虫
タガメの幼虫
制作協力
小西 寛(昆虫写真家、周南市(旧新南陽市)在住)
吉岡敬恭(周南市(旧徳山市)須金在住)
周南市立須磨小学校  周南市立須金中学校

■ナレーション 吉安 曜子(周南市立須磨小学校4年)

問い合わせ先
〒754-0893 山口県教育研修所 カリキュラム支援部
山口県大字秋穂二島1062番地 セミナーパーク内 
<TEL 083-987-1190 FAX 083-987-0209>
e-mail:kyoiku@center.ysn21.jp
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