WB23_010

火をつくる

ビデオを見る 再生時間・18分
メディアプレイヤー形式WindowsMediaPlayerで見る
リアルプレイヤー形式RealPlayerで見る
ダウンロード EXE形式
メディアプレイヤー形式WindowsMediaPlayer(13.5M)
リアルプレイヤー形式RealPlayer(11M)
この部分に関するヘルプを見る

制作の意図
 大昔から人間にとって火は生活するうえで欠かせないものであった。火のおかげで動物から身を守る、寒さをしのぐ、調理をするなど、より便利な生活をおくることができるようになった。やがて、人間の知恵は火を保存することから火を作り出すことを可能にした。
 現在、昔の人々の生活をしるために火おこしの学習が行われている。しかし、誤った知識を伝達したり、方法が適切でないことから時間がかかったり、火がつかなかったりすることがある。
 この教材は、火おこしの歴史、種類、必要な材料や方法を知らせ、だれでも簡単に火をおこすことができるようにするものである。

■ 制作年度 平成9年度
■ 企   画 山口県教育研修所教材作成委員会
■ 制   作 國居重樹
■ 対   象 小学校、中学校、高等学校、一般




NEXT         ムーブイン山口

古墳時代の火きり板
古墳時代の火きり板
      キリモミ式
   キリモミ式
内容・資料
■発火法の種類
 昔から伝わる発火法は、火花式と摩擦式に大別される。火花式には火打石があり、摩擦式には次のような種類がある。
ヒミゾ式 リネシアなど、南方の国々で使われる方法。板に作ってある溝に棒を押しつけ前後にこする。かなりの力と時間がかかる。熟練した技術が必要。
キリモミ式 日本古来の火おこしの方法である。板と棒で火をおこす。
ユミギリ式 イヌイットやアイヌなどの北方民族が使った方法。弓のような道具を使う。
ヒモギリ式 これも北方民族が使った方法。ヒモで火きり棒を回転させるもので、適切な道具を使えば子供でも簡単に出来る。
マイギリ式 昔の火おこしとして、多くの学習で使われる方法であるが、実際は今から200年ほど前に伊勢神宮で考え出された方法。
■火おこしの材料(ヒモギリ式の場合)
火きり板 他の木材でも可能であるが杉が一番適している。出土した昔の火きり板も多くが杉である。
火きり棒 昔使われた火きり棒は、杉などの丸太を削って作ったものが多いが、発火効率は悪い。キブシやウツギ、アジサイなどの枝を乾燥させたものが良い。
ハンドビース 火きり棒を支える板。樫などの硬い木がよい。
ひも 直径5〜10ミリ、長さ1メートル程度のものがよい。
ヒモギリ式
ヒモギリ式
    火種
火種
制作協力
関根秀樹(原始技術史研究所主任研究員)、福岡市教育委員会、板付遺跡弥生館、滋賀県教育委員会文化財保護課、安土城考古博物館、山口大学埋蔵文化財資料館、大聖院(広島県宮島町)、柳井市阿月公民館 

問い合わせ先
山口県教育研修所 カリキュラム支援部
〒754-0893 山口市大字秋穂二島1062番地 セミナーパーク内
<TEL 083-987-1190 FAX 083-987-0209> e-mail:kyoiku@center.ysn21.jp

TOP        ムーブインやまぐち