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土井ヶ浜と弥生人

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制作の意図
 豊関地区にある遺跡のうち、下関の綾羅木郷遺跡と豊北町の土井ヶ浜遺跡は、弥生時代を中心とした重要な文化財で、国の史跡指定を受けている。このうち綾羅木郷遺跡は、西日本最大の弥生時代の貯蔵区といわれている。これに対し、土井ヶ浜遺跡は人骨の出土量では日本最大いわれる埋葬区である。
 近隣のこの二つの遺跡は、貯蔵区と埋葬区という立場から、弥生時代の全体像を理解する上でそれぞれ特色のある存在意義を主張しているといえる。
今回は土井ヶ浜遺跡について、その全体像や特徴の概略、遺跡にかかわる地域づくりや学校活動などの取り組みについて紹介し、身近な郷土への理解や関心を深めることをねらいとしている。

■ 制作年度 平成8年度
■ 企   画 山口県教育研修所教材作成委員会
■ 制   作 亀田長治
■ 対   象 小学校中学年、小学校高学年、中学校、高等学校、一般



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土井ヶ浜遺跡人類学ミュージアム
土井ヶ浜遺跡人類学ミュージアム
      弥生人骨
    弥生人骨 
内容・資料
●豊北町にある土井ヶ浜遺跡からは、300体を超える弥生人骨が出土しており、単一の遺跡からの人骨出土量としては、日本最大規模といわれている。また、その人骨の形質的特長から縄文人の子孫と渡来人とが混血して現在の日本人の原形が作られたという「渡来・混血説」が唱えられた。その後、平成6年に中国大陸から土井ヶ浜遺跡の人骨と特徴が類似する人骨が発見され、「渡来・混血説」を裏づけるものとされている。

●「英雄」と呼ばれる人骨の状況や出土した矢じりや弓に使う鞆(とも)などから、土井ヶ浜で農耕をめぐる戦いがあったことが推測される。弥生時代に作られていたと思われる古代米は、現在も一部の神社で儀式用として作り続けられている。豊北町では、弥生人パークと連携して、その古代米の一つである赤米を町づくりに取り入れ、地元の神玉小学校でも、「ふるさと学習」として全校で赤米づくりに取り組んでいる。
鵜を抱く女
鵜を抱く女
    神玉小学校の赤米づくり
     神玉小学校の赤米づくり
制作協力
松下孝幸(土井ヶ浜遺跡人類学ミュージアム館長)
藤井憲夫(神玉小学校教頭)
藤岡基昭(ふるさと夢企画代表)
高椋めぐみ(下関養護学校教諭)

問い合わせ先
山口県教育研修所 カリキュラム支援部
〒754-0893 山口市大字秋穂二島1062番地 セミナーパーク内
<TEL 083-987-1190 FAX 083-987-0209 e-mail:kyoiku@center.ysn21.jp




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