児童生徒に「確かな学力」を育むためには、学習意欲を高めることが大切です。そして、学習意欲を高めるためには、一人一人が「わかる喜び 学ぶ楽しさ」を実感できるように、授業改善を図ることが必要です。
児童生徒の中に、「わかる喜び」が増えること、つまり、学習内容の獲得が増えることが、学習意欲が高まる一つの条件となります。また、自分の学習課題を解決する方法がいくつか思い浮かんだり、学習を進めていく内に取組みが多様に広がったりすること、つまり、学習方法・学び方が身に付いていくほど「学ぶ楽しさ」が大きくなってきます。これも、学習意欲が高まる一つの条件となります。
これら2つがうまく結び付き「わかる喜び 学ぶ楽しさ」を実感する学習体験が増えるほど、学習意欲が高まってきます。
平成13年度教育課程実施状況調査の結果では、基本的な生活習慣を身に付けている場合は得点が高い傾向が見られます。また、家庭での学習習慣が身に付いているほど得点が高いという傾向も見られます。一人一人の学習・生活習慣が身に付いている状況〈ステージ〉があるほど、学習意欲が高まり、「確かな学力」が育まれることが考えらます。
教師が「わかる授業」を実践するとともに、児童生徒に家庭学習を含めた学習する習慣、基本的な生活習慣が身に付くように、学校と家庭が連携して取り組んでいくことが必要です。 |
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