各教科の指導のポイント(中学校) 各教科の指導のポイント
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各教科の指導のポイントを、新学習指導要領各教科の趣旨・重点、教員へのアンケート調査、山口県の学力調査の結果、全国的な教育課程実施状況調査の結果を踏まえて作成しました。
※アイコンで表示されている教科は実践事例にリンクしています。
教科 指導のポイント
中学校国語
「話す・聞く」能力を高めるために、多様な言語活動を取り入れる。
相手に分かりやすい文章を書くために、目的意識、相手意識をもたせる。
説明的文章では、「大きく全体の内容を把握する力」を育てる。
文学的文章では、「深く心情に迫る」読みの力を育てる。
学年のまとまりを意識して3領域の配列を工夫した、年間指導計画や評価計画を作成 するとともに、言語事項や書写についても計画的に配置する。
中学校

社 会
〔地理的分野〕
調べ学習や調査・見学等のフィールドワークで学んだことをもとに、比較的思考、空間的思考、因果的思考、発展的思考などを促す課題提示や発問を工夫する。
資料活用の技能を高めるために、地図帳や白地図を積極的に活用したり、資料(図、表、グラフ等)を読み取ったりする機会を多くつくる。
〔歴史的分野〕
社会的な思考・判断を高めるために、歴史上の人物の生き方・心情・背景等について考える場や、歴史的事象の関連性について考える場を設定する。
歴史的事象に対する多面的な見方を育てるために、多様な資料を使った調べ学習展 開し、比較・関連付けなどを行いながら資料活用の技能を高めていく。
〔公民的分野〕
政治・経済について取り上げた新聞やニュースを資料として活用し、今日的な事例を通して公民的事象を学ぶ機会を設ける。
よりよい社会を築くために主体的に活動できる市民となることができるように、現代の政治・経済について自分なりの考えをもつことができるような学習を行う。
中学校数学
数量、図形などに関する基礎的な概念や原理・法則の理解を深め、数学的な表現や処理の仕方を習得することを重視する。
日常的なものにとどまらず、より広い事象を数理的にとらえ、考察し、処理する能力を高めることを重視する。
数学的活動の楽しさ、数学的な見方や考え方のよさを知り、それらを進んで活用する態度を育てる。
中学校理科
理科の授業の中で学習した内容や観察、実験の結果が、日常生活の中で起こる様々な事象に対して疑念を抱かせたり、もっと深く原因や理由を探究させたりする契機になるようにする。
科学的な思考をさせていくための基礎的・基本的な事項に関しての知識・理解の定着を重視する。
ビデオやインターネット等を活用して日常生活上の事象の問題点に関心をもち、それらを直接調べるようにする。

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教科 指導のポイント
中学校英語
間違いを恐れずコミュニケーションを続けようとしながら、聞いたり読んだりしたことについて感想や意見などを書いたり、伝言や手紙などで読み手に自分の考えや気持ちなどが読み手に正しく伝わるように書いたりすることを重視する。
間違いを恐れずコミュニケーションを続けようとしながら、聞いたり読んだりしたことについて問答したり意見を述べ合ったり、自分の考えや気持ちなどが聞き手に正しく伝わるように話したりすることを重視する。
意味のまとまりを考えたり、前後の流れを読み取ることを重視する。
学年ごとの配慮事項を踏まえた「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」の言語活動を通して「コミュニケーションへの関心・意欲・態度」の育成を図る。
中学校

音 楽
楽しく充実した多様な音楽活動を工夫し、歌唱、器楽、創作、鑑賞などの活動を3年間を通してバランスよく指導する必要がある。そのための教材開発を図り、年間指導計画を見直す。
表面に表れにくい「音楽的な感受や表現の工夫」の力を伸ばす授業を工夫することで、 子どもたちの音楽的な感性を高める。
音楽の様々な要素を聴き取る力を伸ばし、音楽全体のイメージを豊かに感じ取る能力を身に付けさせるために、音楽のよさが伝わる魅力ある教材を選択し、授業展開を工夫するなどして鑑賞指導の充実を図る。
我が国の伝統音楽の指導では、和楽器を使った学習とともに唱歌(ショウガ)を利用した授業など工夫し効果を高める。
中学校

美 術
表現や鑑賞における学習課題を明確にし、多様に理解を深めることや、考えを美しくビジュアルに表すことを重視して、美術の基礎的能力を総合的に身に付ける。
自分の思いや考えを伝え合い理解し合う学習を通して、ビジュアル・コミュニケーション能力の育成を図る。
色や形、材料、用途や機能、使用する者の気持ちなどから、多様に発想・構想する能力を高める。
自然、美術作品や文化遺産などに親しむ学習の時間を確保し、芸術のよさや美しさなどを豊かに感じ取るなど、鑑賞の基礎的な能力や態度の育成を図る。
自然にあるものや生命あるものを大切にし、観察して表す学習を重視する。スケッチの能力を高めるために、3年間を見通した継続的な指導計画を立て、他の題材との関連を図る。
中学校

技 術

家 庭
実践的、体験的な学習を通して、学ぶことの楽しさや成就感を体得させるとともに 学習の流れの中で身に付けた知識や技術が、生徒の生活の場に生かせるよう指導する。
地域、学校及び生徒の実態を踏まえ、実生活との関連を図った問題解決的な学習に取り組むことで、自分の生活に結び付けて主体的に学習できるよう指導する。
各指導項目が、相互の有機的な関連のもと、総合的に展開されるよう適切な題材を設定する。また、画一的な題材設定にならないように配慮する。

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教科 指導のポイント
中学校

保 健
体 育
豊かなスポーツライフの基礎を培う観点を重視する。
生徒の発達的特性を考慮して、運動を一層選択して履修できるようにし、運動の楽しさや喜びを味わうことができるようにする。
心と体を一体としてとらえ、自分の体に気付き、体の調子を整えることができるようにするとともに、体力の向上の内容を重点化する。
自己の課題やチームの課題の解決をめざして、練習や試合の仕方を考えたり工夫したりすることができるようにする。
保健分野においては、生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力を培い、実践力を育成するため、健康の大切さを認識し、健康なライフスタイルを確立する観点を重視する。
中学校

総合的
な学習
の時間
この時間の学習のねらいとして、各教科、道徳及び特別活動で身に付けた知識や技能等を相互に関連付け、学習や生活において生かし、それらが総合的に働くようにする。
総合的な学習の時間の趣旨及びねらいを踏まえて、自校における、目標及び内容を定めて実施する。
全教育活動との関連の下に、目標及び内容、育てようとする資質や能力及び態度、学習活動、指導方法や指導体制、学習の評価の計画などを示す総合的な学習の時間の全体計画を作成して実施する。
生徒の学習状況に応じて教師が適切な指導を行う。
学校図書館の活用、他の学校との連携、各種社会教育施設や社会教育関係団体等との連携、地域の教材や学習環境の積極的な活用などについて工夫する。

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