サラミソーセージ サラミソーセージはいつごろ サラミソーセージ

父 父:教一が語る「サラミソーセージの歴史」
ソーセージの歴史もかなり古いようで、5000年ぐらい前にメソポタミアでシュメール人が豚の腸に塩漬けの肉を詰めたのが始まりといわれているんだ。サラミソーセージがヨーロッパで一般に食べられるようになるのは、紀元前7世紀ごろとされている。サラミはキプロス島の古都サラミスに由来し、ソーセージ(sausage)の語源は、ラテン語で塩漬けを意味するsalsusというところから来ているんだ。
日本におけるソーセージの起源については、1918(大正7)年、ソーセージ作りの本場ドイツからカール・レイモンという人が招かれ函館で製法を伝えたという説と同じ年、ドイツ人捕虜のヘルマンやローマイヤーという人が製法を伝えたいう説の2説があるんだ。

妹 妹:修子のひとこと
わたしは日本にソーセージの作り方が伝わった1918年ころを調べてみたの。この年は第1次世界大戦が終わったころだから・・・分かった!このドイツ人捕虜って第1次世界大戦のとき日本と戦ったドイツの人たちだったのね。戦争の結果、おいしいものが伝わったことになるのね。

研一 ボク:研一のひとこと
第1次世界大戦のとき、日本は中国の山東半島にあったドイツ領を占領したんだよ。そのとき多くのドイツ人が捕虜として日本に連れてこられたんだね。ヘルマンさんとローマイヤーさんはそのまま日本に永住してソーセージの作り方を日本人に教え続けたということだよ。

母 母:育代のひとこと
では母さんは、5000年前のシュメール人について説明してみるわね。メソポタミアって現在のイラクのあたりでチグリス川とユーフラテス川にはさまれた地域をさすのよ。つまりメソ(〜の間)とポタミア(大きな河)という意味の言葉が地名になったのよ。オリエント文明の発祥の地とされ、古くから文明の十字路と呼ばれたりもしていたのよ。
シュメール人は粘土板に三角形の楔(くさび)の形をしたへらで刻みつけたくさび形文字を発明し、現在私たちが時間や角度に使っている60進法を考案したことで知られるのよ。
ママの一口メモ ハムとソーセージとベーコンってどう違うのかしら
ハム ハムは塩漬けした豚肉を燻製(くんせい けむりでいぶすこと)・ボイルしたもの
ソーセージ ソーセージは塩漬けにした肉を挽肉(ひきにく)にして練り合わせたもの
ベーコン ベーコンは塩漬けにした豚肉をそのまま燻製(くんせい)にしたもの

トップへ メニューへ 次へ 年表へ