ねこカンを持つラム ペットフードはいつごろ ねこカンを持つラム
父


父:教一は語る「ペットフードの歴史」

さあやっとラムちゃんの番だね。おいしそうに食べてるペットフード。これいつごろ日本に普及したのでしイヌょう。
ペットフードの始まりはどうもアメリカのようなんだ。1930年代末の第二次世界大戦の始まる前ころに犬用のビスケットが作られたのが始まりのようなんだ。日本に入ってきたのは戦後だけど、はっきりしないんだ。ただし一般に普及し始めたのは1967年ころ。当時は便利で簡単ということで宣伝されたけど、ブリーダーや一部の飼い主にしか普及せず、一般にはまだまだ主食は残飯だったんだね。本格的に普及するのは1970年代の後半ころからだね。


妹 妹:修子のひとこと
ラムちゃん、残飯でなくってよかったね。1967年ころって東京オリンピックが開かれた後の時代ね。お母さんが生まれたころね。たしか3Cと呼ばれたカラーテレビ、カー(自動車)、クーラーが一般の家庭に普及していった頃ね。
カラーテレビとラム


研一 ボク:研一のひとこと
そうそう昭和40年代前半のころだから、高度経済成長の時代って先生が言っていたよ。国民総生産(GNP)が資本主義諸国ではアメリカに次いで第2位となり電化製品や自家用車が普及し始め、生活が豊かになった反面、公害問題など深刻な環境破壊や住民の被害も広がった時期だね。


母 母:育代のひとこと
世界の大きな流れからこの時期を見てみると、アメリカとソ連の対立に代表される「冷戦(れいせん)」が激しかった時期ね。ベルリンの壁の出現(61年)、キューバ危機(62年)、ベトナム戦争へのアメリカの介入(65年)、プラハの春とソ連軍のチェコ侵入(67年)と世界の大半が2大陣営に分かれにらみ合っていた時期だったのよ。また、中国はソ連と対立し独自の社会主義を推し進め、西アジアではイスラエルとアラブ諸国の対立(第3次、第4次中東戦争)が続いたのよ。


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