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産業の概観 農業 林業 水産業 工業 商業 貿易 これからの産業
林業
 山口県の林業は、鎌倉時代に行われた奈良東大寺の再建の時に、その木材を出すなど歴史が古く、長州藩の時代には、植林などに積極的に取り組み、資源としての森林の充実に努めてきました。
 また、明治時代には官有林野かんゆうりんやが民間に払い下げられたことなどにより、国有林が少なく、大規模な所有者の少ない、小規模で分散型の私有林が大半を占めることになりました。
 戦後は、戦中・戦後の乱伐らんばつにより荒れた森林を元に戻し、高まる木材の需要に対応するため、積極的にスギやヒノキなどの針葉樹林しんようじゅりんの植林を進めてきました。
 現在、森林面積は県土の約7割を占め、そのほとんどを占める民有林の約4割が人工林で、そのうち、スギ、ヒノキが約8割を占めています。
 一方、農山村地域では過疎化、高齢化が進み、戦後植林してきた森林の世話が満足にできない状況にあり、山口県はにない手づくりなどの取組みを積極的に進めています。
 また、近年、山くずれの防止や水源を守るなどといった森林の持つはたらきが注目されており、森林の質的な充実を図ることも大きな課題となっています。
 こうした中、森林の持つさまざまなはたらきを高めるため、県産木材の利用をすすめ、水源の森などの整備を積極的に進めています。

●やまぐち里山文化構想
 山口県の森林の大半を占めるのは、暮らしの身近にあり、古くから人との関わりが深く、アカマツ、コナラなどの雑木林ぞうきばやしなどからなる里山です。山口県ではこの「里山」をキーワードに、「里山の再生と里山文化の創造」を基本理念として、森と人との新たな共生きょうせい関係を築き、森林の保護と活用、多自然居住地域たしぜんきょじゅうちいきとしての農山村をつくり出すことを目指した取組みを進めています。
枝打ち
枝打ちの様子

里山での作業
木材運搬の様子


●特産物
木材
 山口県産の木材は、古くは、奈良東大寺の再建に用いられるなど、その質の高さは古くから認められています。

木材以外の林産物
 山口県の森林では、さまざまな林産物りんさんぶつが取れ、特に、竹材は全国有数の生産県となっています。
 
 
山口県の林業についてもっと知りたい時は・・・ ・
山口農林水産.ねっと(山口県農林水産情報システム)
山口県編 『やまぐち食と緑のプラン21』 山口県 2001年
山口県編 『やまぐち里山文化構想』 山口県 1998年
山口県編 『きらめき山口Q&A』 山口県 1999年
林野庁編 『特用林産物生産統計調査』 林野庁 2010年
クイズ 県のシンボル 自然 歴史 産業 住み良さ 生活 文化 観光 国際 教育

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