タイトル

ゆとりある勤労者生活 高齢社会への取組み 少子化対策 福祉 健康づくり 防災対策 ゆとりある住まい・まちづくり 水資源の開発 環境への取組み くらしの中の公園 ユニークな地域づくり
水資源の開発

見島ダム
見島ダム

弥栄湖パットゴルフ 弥栄湖パットゴルフ

 中央部を中国山地が走る山口県では河川が短く急流で、大雨が降るたびに大きな被害をもたらしてきました。県内各地につくられたダムは、こうした大水を予防するためだけでなく、飲み水や農業、工業用水として利用したり、水力発電に利用したりと、さまざまな役割をはたしています。さらに、水と緑に囲まれたダム周辺のスペースは、キャンプ場やスポーツ・イベント広場として広く利用されています。
 ダムとは、水を貯めることを目的にはさまったところで河川をせき止めて造られる構造物をいい、一般的には高さが15メートル以上のものを「ダム」、それ以下のものは「せき」と呼んでいます。
 平成23年4月現在、山口県には、国土交通省が直轄ちょっかつ管理する岩国市の弥栄やさかダム、周南市の島地川しまじがわダムのほかに、35か所の県営ダムがあります。このうち洪水調節の機能をもつ県営ダムは、長崎県についで全国で2番目に多い21か所もあり、貯水量の合計では426,166km3となっています。
 昭和16年に完成した周南市の向道こうどうダムは、国土交通省が所管する県営ダムでは全国で最初につくられました。また、萩市の阿武川あぶがわダムは全国でも有数の貯水量を誇るなど、山口県には特徴のあるダムが数多く見られます。
 ダム開発による水資源は工業用水道事業や電気事業にも利用されています。工業用水事業では、全国で最も多い、一日当たり約169万m3の供給能力があり、瀬戸内海側の企業などに給水しています。また、県営の水力発電所が10か所に設けられていて、合計で一般家庭5万世帯分以上の電力を発電しています。公害を出さないクリーンなエネルギーである水力発電は、石油に替わるエネルギーの一つとして期待されています。
 
もっと知りたい時は・・・
山口県河川課
国土交通省監修 『目で見るダム事業2001』 ダム技術センター 2007年
山口県編 『山口県のダム概要』 山口県 2010年
山口県企業局編 『自然の恵みをいかすソフィア21長期ビジョン』 山口県企業局 2000年
山口県企業局編 『公営企業の概要』 山口県企業局 2010年
クイズ 県のシンボル 自然 歴史 産業 住み良さ 生活 文化 観光 国際 教育

トップぺージへこのページの頭へ やまぐちを知ろうトップへこの項目の先頭画面へ前のページへ次のページへ