萩の町並み(萩市)
萩は、1604年毛利輝元が指月(
山麓に萩城を築き、松本川と橋本川の2つの川にはさまれたデルタ地帯に城下町をつくって以来、1863年に山口に藩庁が移されるまでの260年間、防長二国
の藩都として栄えました。城跡、武家屋敷、土塀などが当時をしのばせ、夏みかんの白い花や、その甘酸っぱい香りが情調を高め、その町並みには今なお城下町の風情が色濃く残っています。
萩は、幕末から明治維新にかけて
吉田松陰(やその門下生高杉晋作(、久坂玄瑞(、伊藤博文(らの若き志士たちを育んだ維新胎動(の地としても広く知られ、彼らが住んでいた家や松下村塾
( 、藩校明倫館(の跡など数多くの史跡が残っており、日本有数の史跡都市となっています。
毛利家3代から11代までの奇数代の藩主夫妻をとむらう東光寺(、初代及び2代から12代までの偶数代の藩主夫妻をとむらう大照院(は樹々
に囲まれ静かにたたずんでいます。墓地には多くの石灯籠(が並び、お盆には霊をとむらう万灯会(が荘厳(に行われます。また、鯉の泳ぐ藍場川(や春を呼ぶ白魚(漁なども、萩を代表する風情です。 |
萩城址
萩の土塀
菊屋横丁
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